御浜町の新しい体験名所『バーチャル尾呂志』
三重県御浜町に新たなデジタル体験スポットが登場しました。それが、農水省が採択したデジタル食育モデル『バーチャル尾呂志』です。このVR体験は、公開からしばらくの間に、町の人口に匹敵する8,000人が訪れるなど大きな注目を浴びています。
このプロジェクトは、一般社団法人ここテラスが中心となり、米粉の消費拡大を目的に実施されたもので、VRChatというプラットフォームを利用しています。ここでは、米作りのから加工、さらには米粉を使ったパン作りまでを体感することができるのです。特に、過疎化が進む地方において、デジタル空間での集客は新しい可能性を示しています。
米粉への高まる関心
a>. 若者の健康志向や、グルテンフリーの人気が高まる中で、米粉に対する関心はますます強まっています。しかしながら、多くの人がその使い方に困っているという課題があります。『バーチャル尾呂志』は、その点でやさしいゲーム感覚で米粉の製造過程を学ぶことができ、特に若い世代や都市部のユーザーからの支持を集めています。
b>. このワールドの魅力は、実際の田植えや米粉の加工工程をデジタルで体験できることにあります。例えば、田植えのシーンでは、コントローラーで田植え機を操作し、実際に田んぼの水の音や自然の景観を体験することができます。
体験の詳細
1. 田植え体験
実際の歴史ある棚田の美しい風景が目の前に広がります。VRゴーグルを装着し、田植え機に乗り込むことで、リアルな田んぼの様子を直感的に感じることができます。
2. 米粉の加工プロセス
収穫した米がどうやって粉になり、パンが作られるのか、映像やゲームを通じて体験できます。ユーザーはわざわざ実際の材料を使って、米粉パンを焼くまでの工程を楽しむことができ、まさに学びながら遊ぶことができます。
3. 地域資源の再現
御浜町で有名な「風伝おろし」の自然現象も再現されており、尾呂志地区の魅力を存分に味わうことができます。