ハイレゾと豊田通商
2025-07-04 11:57:22

ハイレゾ、豊田通商との資本提携でGPUデータセンターを強化へ

ハイレゾ、豊田通商との資本提携で新たな展開へ



株式会社ハイレゾ(以下、「当社」)は、豊田通商株式会社との間で資本提携を結び、第三者割当増資による資金調達を行いました。この提携には、国内およびアジア市場における販路拡大の狙いがあります。

資金調達の目的


今回の資金調達は、スーパーコンピュータ並みのGPU計算能力を搭載したデータセンターの整備を加速させることを目的としています。最近では、生成AIの普及に伴い、MI(マテリアルインフォマティクス)や医療画像処理といった大規模データ処理の需要が急増しています。これにより、GPU計算力を強化したデータセンターへのニーズが高まっており、特にアジア地域ではその需要がますます増大しています。

この状況を受け、豊田通商との資本業務提携を行うことで、同社との連携を通じて海外市場でも顧客基盤を拡大することを目指しています。

豊田通商からのコメント


豊田通商デジタルソリューション本部のCEO、松﨑英治氏は「GPUクラウドサービス『GPUSOROBAN』を運営するハイレゾ社への出資を決めた背景には、昨今の生成AIや大規模データ処理の需要拡大がある」と述べています。この投資により、両社の技術的な連携が一段と強化され、生成AIやLLM開発などの新たな事業や産業創出に貢献することが期待されています。

ハイレゾのビジョン


当社の代表取締役、志倉喜幸氏は「豊田通商からの支援は、当社のビジョンである『計算力で新たな産業の地平を切り拓く』という理念に共感していただいた結果です」と述べ、支援に感謝の意を示しました。今後も、国内外での計算センターとしての地位を確立するため、多角的な取り組みを続けていく意向です。

GPUSOROBANの特色


ハイレゾの提供する「GPUSOROBAN」は、画像生成AIやLLM(大規模言語モデル)の計算処理を高速化するためのGPUクラウドサービスです。このサービスは、NVIDIAの高性能GPUを低コストで提供し、多くの業界で利用されています。高いフレキシビリティが求められる現代の市場において、GPUSOROBANはその需要に応える強力なソリューションとなっています。

会社概要


ハイレゾは、国内最大級のGPUデータセンターを運営しており、その事業は2019年に石川県志賀町からスタートしました。2024年12月には香川県高松市に新たなデータセンターを開設予定です。さらに他の地域でも新規拠点を設け、地方創生と生成AIの発展を促進していく方針です。

過去にはNVIDIAから「Best CSP Partner of the Year」にも選出され、経済産業省による「クラウドプログラム」供給確保計画にも認定されるなど、その成長と信頼性が証明されています。

株式会社ハイレゾの取り組みに今後も注目です。


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