令和7年11月の新設住宅着工状況について
東京都では、令和7年11月に新設住宅が9,148戸着工されました。この数字は前年同月と比較して全体で5.0%の減少を示しており、特に持家や分譲住宅の着工件数が減少したことが影響しています。着工戸数の詳細を見ていきましょう。
1. 利用関係別の動向
新設住宅着工件数を利用関係別に見ると、以下のような傾向が見られます。
- - 持家: 1,123戸 (前年同月比3.2%減)
持家の減少は8ヶ月連続で報告されており、資金面や需要の減退が一因と考えられます。
- - 貸家: 5,441戸 (前年同月比11.3%増)
対照的に、貸家は増加を続けており、こちらは2ヶ月連続の増加です。
- - 分譲住宅: 2,554戸 (前年同月比28.1%減)
分譲住宅は3ヶ月ぶりの減少となり、特にマンションが298戸の減少を記録しました。
これらの結果は、住宅ローンの金利上昇や不動産市場の冷え込みが影響を及ぼしていると推測されます。
2. 地域別の傾向
新設住宅着工の地域別の動向を見てみると、以下のような結果が得られました。
- - 都心3区: 314戸 (前年同月比39.5%減)
千代田区、中央区、港区での着工が大幅に減少しており、法人需要の減少や高コストが影響していると考えられます。
- - 都心10区: 1,965戸 (前年同月比28.3%減)
こちらも減少傾向が強く、特に新宿区や渋谷区で顕著です。
- - 区部全体: 7,463戸 (前年同月比7.8%減)
減少が続いている中、
- - 市部: 1,668戸 (前年同月比10.8%増)
市部では住宅需要が堅調であり、持家の需要の高さが感じられます。
まとめ
東京都の新設住宅着工状況を見ていくと、全体的に見れば減少傾向が続いていることが分かりますが、貸家の増加や市部における着工件数の増加は注目すべきポイントです。今後の動向としては、経済状況の変化や政策による影響が大きくなることが見込まれ、特に金利的な要因が住宅市場にどのように影響を与えるかが注目です。
ローカルなトレンドや各利用形態の動向に今後も注視していきたいと思います。