パーク ハイアット 東京リニューアルオープン
東京都新宿区に位置するパーク ハイアット 東京は、2024年5月から19ヶ月に渡る改修工事を行い、本日堂々とリニューアルオープンを果たしました。この新たな始まりは、ホテルの原点に立ち返りつつも、現代的なテイストを取り入れる試みとして位置づけられています。
進化した客室とダイニング空間
新しく生まれ変わった客室は、全171室であり、「トーキョー スイート」を除くすべての部屋が新たなデザインで刷新されました。手がけたのは、パリに拠点を置く設計スタジオ「ジュアン マンク」。このスタジオは、文化的価値の高いプロジェクトに豊富な実績を持つインダストリアルデザイナーと建築家のチームです。彼らによって、温もりのある素材やカスタムデザインの家具が取り入れられ、くつろぎの空間が作り出されました。パトリック・ジュアンはリニューアルについて、「私たちのアプローチは何を変更するかではなく、時間が語ることに耳を傾けることでした」と語っています。
長年の支持を受けている「ニューヨーク グリル&バー」や日本料理「梢」、スパとフィットネス施設など、従来の空間もオリジナルのデザインを引き継ぎつつ、新しい要素が巧みに融合しています。全体のデザインは、歴史的背景を重視しながらも、現代のニーズに応える形で進化しました。
機能性と美しさの追求
リニューアル工事では、壁や床、配管を一から見直し、建物をほぼスケルトン状態から再構築しました。その結果、新築のようなクオリティに仕上がっています。特に、最新の設備が導入され、空調や給排水システムの見直しにより、より快適な環境が提供されています。また、全ての照明がLEDにアップグレードされ、省エネ性能も向上しました。
スイートな体験
新しくデザインされた客室には、落ち着いた色調の家具や素材が使用され、居心地の良さを追求した空間に進化しています。イサムノグチによる和紙ランプなど、歴史的要素も織り交ぜられ、独特の雰囲気を醸し出しています。バスルームも日本の浴室文化に触発され、入浴した瞬間に心身ともにリフレッシュできるよう設計されています。
新しきダイニング体験「ジランドール by アラン デュカス」
新たにオープンした「ジランドール by アラン デュカス」は、ミシュランスターシェフであるアラン デュカスのスタイルを取り入れたブラッセリーです。赤を基調とした空間には、モダンなアートがアクセントとして配置されています。田辺仁志マネージャーは、デュカスとのパートナーシップによって生まれたサービスの進化を熱く語ります。
料理長の堤耕次郎は、パリでの研修を通じてアラン デュカスの哲学を習得し、それを自身のスタイルに昇華させています。シグネチャーメニューには、フォアグラとトリュフの旨味を引き出したフランス料理の一皿が用意されており、訪れる人々に新たな食の楽しみを提供しています。
寛ぎの空間「ピーク ラウンジ&バー」
「ピーク ラウンジ&バー」は、自然光が降り注ぐアトリウムで、四季折々のアフタヌーンティーを楽しむことができる場所です。夜には美しい夜景を眺めながら、オリジナルカクテルを楽しめます。最高のひとときを心ゆくまで堪能できます。
総支配人のコメント
「この瞬間を心待ちにしておりました。30年の節目に、懐かしさと新しさが共存する空間で皆さまに再びお会いできる日を楽しみにしております」と話すフレデリック・ハーフォース総支配人。新たな章を迎えたパーク ハイアット 東京から、今後も目が離せません。