キャッシュレス不正レポート
2025-08-08 16:09:26

最新のキャッシュレス不正検知レポートが明らかにするECの脅威

キャッシュレスセキュリティレポート2025年1-3月版の概要



2025年の初め、国内でのキャッシュレス決済の安全性に関する重要な情報が発表されました。かっこ株式会社と株式会社リンクは、ネット通販を取り巻く不正利用の現状を示す「キャッシュレスセキュリティレポート2025年1-3月版」を公開しました。このレポートは、国内導入実績がNo.1の不正検知サービスを提供する両社の最新の研究結果に基づいています。

レポートの主な内容



1. ライブ配信の「投げ銭」の悪用


レポートによると、2024年以降、ライブ配信サービスでの「投げ銭」が新たな不正利用の標的となっています。視聴者が配信者にコインやギフトを送る「投げ銭」は本来、配信者を支援するための機能ですが、不正利用が横行しています。特に、クレジットカードが不正に利用され、数千万円規模の被害が報告されています。この傾向は、即時性と匿名性が高いデジタル商材が被害を拡大させており、ユーザーが被害に気づきにくく、一層の対策が求められています。

2. インフォスティーラーによる個人情報の脅威


さらに、最近問題となっているのがマルウェアの一種「インフォスティーラー」です。このマルウェアは、個人のPCやサーバーに感染し、保存されたログイン情報やクレジットカード情報をキャッチし、不正に外部サーバーへ送信します。特にSNS広告や偽CAPTCHAを通じて感染する人気があります。これにより、金融機関のアカウント乗っ取りなど、深刻な被害も報告されています。マルウェア対策の強化が急務です。

最近のデータとトレンド


レポートにはさらに詳細な統計データが含まれています。2025年1-3月のカード情報流出事件の件数や、ECサイトにおける不正利用の傾向についてのセクションもあります。

  • - カード情報流出事件数の推移 では、時間の経過とともに増加傾向を示しています。
  • - 業種別の流出事件 では、特に流通業や飲食業において不正利用が多発していることがわかります。
  • - ECサイトにおける不正利用額では、クレジットカードの利用における不正被害額が明らかになりました。

今後の対策と提案


このような脅威に対抗するため、日本クレジットカード協会とカード会社が共同でフィッシングサイト閉鎖の取り組みを開始しました。また、企業は多要素認証の導入や不正利用の監視体制を強化するべきです。これにより、被害の拡大を防ぐことができるでしょう。

まとめ


Caccoとリンクは、キャッシュレス社会における不正行為の問題に引き続き取り組んでいく姿勢を示しています。最新の不正手口についての情報は、ECサイト運営者や利用者にとって非常に重要です。安全なオンライン取引を実現するために、常に最新情報に目を光らせることが求められています。

詳細なレポートは以下のリンクからダウンロード可能です。
キャッシュレスセキュリティレポート2025年1-3月版
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