アットホームとGoWebクラウドの業務提携
アットホーム株式会社(以下、アットホーム)と株式会社GoWebクラウド(以下、GoWebクラウド)が業務提携を開始しました。この提携により、両社は不動産業務の効率化を目指した新たなシステム連携の開発に取り組むことになります。
物件情報のリアルタイム連携
提携の最大の特徴は、不動産管理会社の業務に大きな変革をもたらすことです。アットホームが運営する「ATBB」とGoWebクラウドの「GoWeb!」が連携することで、不動産会社における物件情報の流通がスムーズになります。具体的には、管理会社が「GoWeb!」に物件情報を登録した際に、リアルタイムで「ATBB」に情報が反映されます。これにより、従来の物件情報の登録作業の負担が軽減されるとともに、情報の更新も速やかに行えるようになります。
申込情報とステータスの連携
さらに、この提携では、入居申込者が入力した情報が「GoWeb!」で自動的に連携され、その後「ATBB」にも反映されるシステムが構築されます。これにより、空室情報の管理が一層効率的になるほか、公開物件の停止を自動化する仕組みも整備されます。こうしたシステムの改革により、業務の透明性も向上し、顧客にとっても利便性が増すでしょう。
不動産情報流通プラットフォーム「ATBB」とは
「ATBB」はアットホームが提供する、物件情報の登録や管理を支援するプラットフォームであり、加盟店が60,000店以上を数える国内最大級のサービスです。1985年から展開され、40年以上にわたって不動産業界をサポートし続けています。このプラットフォームを通じて、不動産会社は顧客に対して信頼性の高い情報を提供し、効率的に業務を進めることができます。
GoWebクラウドの役割
GoWebクラウドは、不動産業界においてアナログからデジタルへの移行をサポートする企業であり、約8年前にWebを用いた「GoWeb!」を開発しました。これにより、入居申込手続きから契約までのプロセスを効率化し、業務のデジタル化を推進してきました。GoWeb!は、能力の高い顧客管理システムであるkintoneやコールセンターを活用し、さらなる業務の生産性向上を実現しています。
未来に向けて
アットホームとGoWebクラウドの提携は、単に業務の効率化を図るだけでなく、不動産業界全体の活性化を目指しています。今後も両社は協力し、ユーザーの利便性向上を図るとともに、不動産業務の発展に寄与していくことでしょう。特に、業務フローの効率化は、顧客サービスの質向上にもつながります。これからの不動産業界における両社の活躍が期待されます。