プロシップが2025年3月期の決算を発表
株式会社プロシップ(代表取締役:鈴木資史)が、2025年3月期の決算を発表しました。
この年度の業績は、売上高が7,564百万円、営業利益が2,309百万円、経常利益が2,431百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が1,930百万円と、すべての指標で過去最高を更新しました。また、配当予想を1株当たり55円から8円増配し、63円に引き上げることを決定しました。
業績の背景
プロシップは固定資産管理ソリューションを主力としており、今回の業績好調は、バージョンアップやインフラ業界での案件推進に加え、大企業や中堅企業の業務効率化に寄与するソリューションの展開によるものです。実際、案件の大型化にともない、売上の増加が見られる一方で、全社的な品質管理の強化と生産性向上が奏功し、売上原価の抑制にも成功しました。
また、取締役や従業員に対する譲渡制限付株式報酬制度の導入や業績に基づく賞与の還元、さらには新しいリース会計基準に基づくSaaSソリューション「ProPlus+」のリリースなど、未来に向けた投資も行ってきました。これにより、税金調整前の当期純利益が増加し、法人税も増加するものの、人財への投資によって負担税額は抑えられました。
これらの取り組みが実を結び、売上及び利益が昨年に比べて大幅に増加しました。
配当予想と今後の展望
プロシップは持続的成長を図るための先行投資を続け、収益力と資本効率の向上を目指しています。配当性向を40%以上に維持し、累進配当も継続する方針です。留意すべき点は、賃上げ促進税制や研究開発税制の適用が確実となり、その結果として当期純利益が大幅に増加したことです。
このように、投資と成長のサイクルが好循環を生んでいるプロシップは、今後も変わらずスタンスで企業価値を高めていくことでしょう。
株式会社プロシップについて
プロシップは「Speciality for Customer」という理念のもと、固定資産管理分野で高度な専門性を持ったサービスを展開しています。特に主力製品の「ProPlus」は、国内外の多くの企業で導入されており、標準機能でのグローバル統合が可能です。今後は、電力業界向けの新しい製品も展開し、さらなる成長を目指します。プロシップが今後どのような成長を見せていくのか、引き続き注目です。
詳細情報や最新のプレスリリースは、公式ウェブサイトでご確認いただけます。