CEATEC 2025での日本精工の取り組み
2025年10月14日から17日まで、幕張メッセで開催されるデジタルイノベーションの総合展『CEATEC 2025』にて、日本精工株式会社(NSK)が一般社団法人 電池サプライチェーン協議会(BASC)のブースに参加します。本展は、電池産業やエネルギー関連の新技術を発信する貴重な機会となります。
BASCとの連携
NSKは2023年8月よりBASCに加盟し、蓄電池のサプライチェーンの持続可能な発展に貢献することを目指しています。BASCは、2021年に設立され、日本および世界の電池産業の促進を目的とした団体であり、蓄電池の効率的な利用と温暖化対策に寄与する活動を進めています。
展示内容
NSKブースでは、蓄電池製造設備向けに開発されたボールねじやリニアガイド、転がり軸受を展示します。これらの製品は、トライボロジー、メカトロニクス、解析技術、材料技術の4つのコアテクノロジーによって生み出されたものです。
クリーン&ドライ環境への対応
近年、蓄電池製造過程においては、環境への配慮がますます重要になっています。NSKの製品はクリーン&ドライ環境に適応しており、蓄電池の不良削減を目的とした材料開発に注力しています。特に、銅や亜鉛の使用が制限される中でも高い性能を発揮する技術が求められています。
NSKの歴史と理念
NSKは1916年に日本で初めての軸受を生産し、以降100年以上にわたり、さまざまな革新的な製品を提供し続けてきました。1960年代からは海外展開を進め、現在では30カ国以上に拠点を持ち、軸受分野では世界第3位のシェアを誇ります。
企業の理念として『MOTION & CONTROL™』を掲げ、社会の発展と地球環境の保全を両立することを目指しています。2026年に向けたビジョン『あたらしい動きをつくる。』を通じて、より良い社会の実現に向かって新たな価値を創造し続けます。
おわりに
CEATEC 2025は、新たなテクノロジーやアイディアが集結する場であり、NSKがどのように電池サプライチェーンの未来に寄与するのか、是非ともその目で確かめてはいかがでしょうか。持続可能な技術の展示を通じて、より多くの人々にNSKの理念と取り組みを広めていくことが期待されています。