GYRO HOLDINGSが新たな飲食ブランドを展開へ
GYRO HOLDINGS株式会社は、今回ファイブ.シーを通じて「アガリコ餃子楼」のフランチャイズ本部を譲り受けました。この動きは、同社がFC(フランチャイズ)事業に本格的に参入することを意味し、今後の成長戦略に大きく貢献することが期待されています。
M&Aの狙いとは
このM&Aの中心となる目的は、FC事業の基盤を強化することです。これにより、食材の安定供給や本部らのリソースを活用してコスト削減を実現するとともに、既存のノウハウを加盟店へと継承して支援を行う狙いがあります。GYRO HOLDINGSはこれまでも多様な飲食ブランドを展開してきましたが、「アガリコ餃子楼」の参入によって、さらに幅広い業態に対応できるようになります。
「アガリコ餃子楼」は、餃子を中心とした中華バルで、豊富なフードメニューも魅力のひとつです。さらに、リーズナブルなドリンクメニューが揃い、様々なシーンに対応可能です。小さめの店舗形態が特徴で、狭い店舗だからこそお客様との距離感が近く、アットホームなサービスを提供しています。既に北千住、池袋、大塚、練馬、阿佐ヶ谷、沖縄の6店舗が運営されています。
FC展開の特徴と利点
「アガリコ餃子楼」のFC展開においては、狭小店舗の特性を活かしたコスト面での優位性が際立っています。店舗の初期投資や運営コストを抑えられるため、低リスクで安定したリターンを見込むことができます。小規模な店舗でも毎月安定した利益を生む可能性があり、成功を収めるチャンスが広がります。
GYRO HOLDINGSの成長戦略
GYRO HOLDINGSは、2021年からアジア最大級の投資ファンドPAGに加入し、経営体制の再構築を進めています。その結果、10ヶ月間で複数のM&Aを実施し、飲食業態の拡大を図っています。特に昨年は、焼肉専門店や他の飲食店舗の買収を行い、さらなる成長を目指しています。
このような活動を通じて、「食で未来を創る」という企業理念に基づき、共に成長していける企業との連携を常に模索中です。すでに「そば」「うどん」「とんかつ」といった多彩な業態を持ち、日本の素晴らしい食文化を世界に広めるために日夜努力しています。
代表取締役社長の経歴
代表取締役社長の根本寿一氏は、調理師専門学校を卒業後、和食店の開業を経て、レインズインターナショナルでの経験を豊富に持っています。2000年から2021年に至るまで、様々な経営ポジションを歴任し、現在のGYRO HOLDINGSにおいてもそのリーダーシップを発揮しています。
まとめ
GYRO HOLDINGSは、「アガリコ餃子楼」のFC事業を譲り受けることで、新たな飲食業態の展開を図ります。M&Aを戦略的な成長の一環として位置づけ、多様な業態に対応することで、国内外の顧客ニーズに応えつつ、持続的な発展を目指しています。ぜひ今後の展開から目が離せません。