コロナ後のライフスタイル変化を探る調査結果
株式会社シード・プランニングが実施した調査によると、コロナ感染症の「5類感染症」への移行から約2年が経過し、私たちのライフスタイルに著しい変化が見られることが明らかになりました。特に外食頻度の変化や新たなコミュニケーション方法の模索に関するデータが注目されます。
調査の目的と背景
この調査は、令和5年5月8日の新型コロナウイルスの分類変更を受け、コロナ前後の生活様式の違いを把握し、イノベーション及び消費市場への影響を探ることが目的です。関東と関西に居住する1,000人を対象に行われました。
アンケート調査の方法
調査にあたっては、まず20代から60代の代表者を招いた座談会を開催し、アンケート項目を選定しました。この結果に基づいて、働き方やウェルビーイングなどの5つの分野における42項目のライフスタイルの変化が明らかにされました。
コロナによる後遺症の実態
コロナウイルスに感染したとされる379人に後遺症について尋ねた結果、40%が「後遺症はなかった」と回答しました。一方で、60%が何らかの後遺症を訴えており、特に「疲労感・倦怠感」と「発熱」が多く見られました。
日常生活の変化
調査対象に日常生活の6つの項目について評価してもらったところ、「自炊や趣味に費やす時間」が増えたとの回答が20%以上に上り、特に自炊はコロナ後の新たなトレンドとして浮上しています。反対に「外食」は減少し、30%を超える人が外食の頻度低下を感じていると答えました。年齢が高いほど、外食が減ったとする割合は増加し、特に60代以上では顕著です。
コミュニケーションの変化
コミュニケーションについても調査が行われ、興味深い結果が得られました。友人や知人との交流が30%減少する一方で、家族との団らんは15%以上増加しています。また、職場内のコミュニケーションや近所付き合いも若干の減少が見られました。
まとめ
コロナの影響で我々の生活は大きく変わりつつあります。外食の減少や家庭での団らんの増加など、今後のライフスタイルには新たなトレンドが芽生えています。私たちがどのようにこの変化に対応するかが、今後の生活を左右する重要なポイントになるでしょう。詳細な結果は、シード・プランニングの公式サイトからも確認できます。