キャリアに悩むあなたへ届けたいメッセージ
2025年4月18日、オンラインで開催された「第一回キャリア道場」セミナーの中で、自己理解プログラム開発者の八木仁平と新R25編集長の渡辺将基氏が対談しました。このセミナーは、パーソルキャリア株式会社が提供する個人向け無料リスキリングサービス「PERSOL MIRAIZ」の一環として企画され、特にキャリアに悩むビジネスパーソンに向けてのものでした。
「自分らしさを言語化せよ!」をテーマに掲げたこのセミナーは、多くの方々にとって自己理解を深める絶好の機会となりました。特に、八木と渡辺が語る「自分らしさ」には、人生やキャリアの中でのさまざまな経験が反映されています。
自分らしさを見つける第一歩
前半では、「自分らしさをどう見つけ、言語化するか?」というテーマで活発な意見交換が行われました。渡辺氏は「自分らしさは、目の前の仕事に真摯に向き合い、試行錯誤する中で見えてくるもの」と指摘します。その考えに賛同した八木も「自分が苦手だと思っていることも、実際に挑戦してみないと本当の適性が分からない」と強調しました。
自分らしさを理解する過程では、過去の経験や感情に目を向けることが重要です。八木は「ネガティブな感情の中に自分の価値観が隠れていることが多い」とし、過去の嫌な経験を振り返を振り返ることで未来の目標が見えてくると語ります。
自分を客観視する
組織内で自分らしさを発揮するためのヒントとして、八木は「他者からのフィードバックを大いに活用してほしい」と提案します。自分では気づかない才能や特性が外部の視点から見えてくることが多いのです。また、渡辺氏は「やりたいことや考えを社内の日報などで発信することが重要」と述べ、自己表現によって新たなチャンスが生まれることを強調しました。
質疑応答セッションの新たな気づき
事前に参加者が取り組んだ「キャリア棚卸しシート」を基にした質疑応答セッションでは、興味や憧れの違いや、得意と苦手の見分け方についても触れられました。興味を持っていることと単なる憧れとを区別するためには、実際に体験してみることが推奨されました。
学ぶことの意義
後半では「大人が学ぶべき必修科目」について意見が交わされました。八木は、自分自身を理解する手法を学ぶことが基本であり、好奇心を刺激されるような事柄に時間とお金を投資することが重要だと力説します。また、渡辺氏は「人間理解」を重要視し、さまざまな経験を通じて洞察力を磨くことの大切さを強調しました。
理想的な学びのサイクル
最後に、学びの仕方についての意見は「アウトプット前提のインプット」が重要だとの結論に至りました。八木は「業務と関連づけた学びが大切」と話し、日常業務に活かせる知識を身につけることが重要だと締めくくります。
このセミナーは、自己理解やキャリア形成に寄与し、多くのビジネスパーソンにとっての新たな指針を提供しました。自分自身のキャリアや成長を真剣に考える方々にとって、非常に有意義な時間となることは間違いありません。