東京都立小児総合医療センター「こころ病棟」に新たなホスピタル・ファシリティドッグ『トミー』が誕生
東京都立小児総合医療センター、通称「こころ病棟」での新たな活動が広がりを見せています。2026年度から、ホスピタル・ファシリティドッグ『トミー』が正式に導入されることが発表されました。これは、子どもたちにとっての大きな希望となることでしょう。
トミーについて
『トミー』はラブラドール・レトリーバーの犬種で、オーストラリアからやってきました。彼は2023年に生まれ、2歳の若さでホスピタル・ファシリティドッグとして活動を始めます。トミーは、犬のブリーディングを専門とする団体、サービス・ドッグス・オーストラリアから直々に支援を受けています。
これまでの経緯
実は、この取り組みは2019年から始まっています。東京都立小児総合医療センターでは、先にホスピタル・ファシリティドッグ『アイビー』が導入され、これまでに400人以上の子どもたちやその家族、医療スタッフと交流し、医療現場を支えてきました。『アイビー』の活動実績を踏まえ、このたびの新たなホスピタル・ファシリティドッグの導入が決まりました。
そして、2025年に向けてクラウドファンディングが実施され、トミーの受け入れ準備が着々と進められています。病院内での活動を安全に行うため、トミーは1年間にわたる様々な訓練を受けてきました。
トミーの活動予定
『トミー』は新しいハンドラーと共に、東京都立小児総合医療センターのこころ病棟での活動を開始します。病院内で安全に活動するためのスキルや公共の場でのマナーを身につけ、ぬいぐるみ係のスタッフとしての役割も果たしていく予定です。また、アシスタンス・ドッグス・インターナショナルの卒業テストにも合格し、すでに医療現場での活動の準備が整いつつあります。
期待される役割
ホスピタル・ファシリティドッグは、病院内で常勤し、子どもたちとのふれあいやケアを行うための専門的な訓練を受けています。痛みや検査の不安を和らげるだけでなく、リハビリや治療の際にも心強いサポートを提供します。このような存在が病院内に常にいることが、入院中の子どもたちにとって心の支えとなるのです。
東京都立小児総合医療センターは、これからもさらなるファシリティドッグの導入を目指し、地域の子どもたちとその家族に寄り添い続けていくことでしょう。
詳細については、認定NPO法人シャイン・オン・キッズや東京都立小児総合医療センターのオフィシャルサイトをチェックしてください。