かどや製油 第68回定時株主総会の開催
2025年6月26日、かどや製油株式会社が第68回定時株主総会を無事に開催しました。この株主総会では、代表取締役社長の北川淳一が議長として議案の説明を行い、参加した146名の株主と共に活発な議論が交わされました。
開会と経営方針の発表
総会は、かどや製油が描く新しい未来を示す企業ムービーの上映から始まりました。この映像では、「ひらけ、ごまの可能性」という新たなタグラインがもとになった未来像が描かれ、人々の健康と笑顔を届けることを目指しています。人口減少や少子高齢化、さらには米国市場の情勢など、厳しい環境下での取り組みが強調されました。これを通じて、ファンベース経営という新しい方針のもと、企業価値の向上を図ることを発表しました。
質疑応答で寄せられた株主の声
総会では、出席株主からの質問が12件寄せられ、様々なテーマについて意見が交わされました。特に、配当性向や女性取締役の登用計画、株主優待品の適正価格についての質問がありました。質疑応答を通じて、株主との距離を縮める貴重な機会となり、経営陣は真摯に回答しました。これによって、企業の透明性を高める一助ともなったのではないでしょうか。
代表的な質問
- - 配当性向の設定基準について
- - 女性取締役登用の可能性
- - 他の商品とのコラボ企画の予定
終了後の試食会での交流
株主総会が閉会した後には、参加者を対象とした試食会が行われました。ここでは、かどや製油が独自に開発したごま油を使った料理が紹介され、株主の皆様は自らその味を楽しむことができました。サラダやピザ、おにぎり、デザートのアイスクリームを通じて、普段の使い方とは一味違った「ごま油の楽しみ」を体感しました。
多くの株主から「ごまらー油が初めて美味しいと感じた」との声が上がり、試食とともにかどや製油の魅力を再認識してもらう機会となりました。また、社員も自社の商品についての情熱を語ることで、株主との直接のコミュニケーションを強化しました。
企業の成り立ちと今後の展望
安政5年(1858年)に創業したかどや製油は、167年にわたりこだわりのごま油を作り続けてきました。「本物のごま油の香り高さ、味わいを多くの人に知ってもらいたい」という情熱は、いまも続いています。新たに開設した「ごまラボ」や自由が丘のcafé & izakaya「goma to(ゴマト)」では、商品やその魅力を発信し続けています。
2025年は創業から167年を迎え、改めて理念の重要性を実感しています。今後も世界にごまの価値を伝えていくために、「ひらけ、ごまの可能性」を合言葉に、さらなる企業価値の向上に努めてまいります。