株式会社Playboxが筑波大学発ベンチャーに認定
株式会社Playboxは、2025年5月に国立大学法人筑波大学から「筑波大学発ベンチャー」として認定されました。これにより、同社のAIを活用したスポーツ映像解析技術が評価され、今後のさらなる技術革新と普及が期待されます。
「筑波大学発ベンチャー」とは
「筑波大学発ベンチャー」なる称号は、筑波大学が関与した人材や研究成果を背景にした企業に贈られます。この認定は、社会的意義と成長性が認められることで付与され、技術力と社会実装力が評価の基準となります。筑波大学の研究を社会に還元する姿勢が込められています。
Playboxについて
株式会社Playboxは、"人間の動きをAI技術を通じて数値化・解析可能にする"ことを企業のビジョンとしています。スポーツ分野での動作分析やトラッキング技術のノウハウを基に、幅広い業種への展開を図っています。たとえば、業務の効率化やセキュリティ分野での行動解析システムなど、多岐にわたる分野における受託開発や技術提供を行っています。事業の根底に、人間の動きを理解し社会課題を解決するという明確な目標があります。
AIスポーツ映像解析システムの特徴
Playboxが開発したAIスポーツ映像解析システムは、一般的なGoProカメラを使い、特別な機材なしで初期投資を抑えた導入が可能です。ユーザーは、手軽に撮影した映像をAIが自動的に分析、編集、共有するプロダクトを利用できます。このシステムは、特にアマチュアやセミプロチームへ向け、高品質なスポーツ分析を手軽に提供。従来の高額な機材や専門知識が不要であることが最大の特徴です。
多くのチームや個人が、このシステムを通じてパフォーマンスの向上や戦術分析を行うことが可能になり、スポーツの幅広い普及が期待されています。また、利用者は自身の試合や練習をデータで振り返り、新たな気づきを得ることができるのです。
公開予定の新サービス
さらに2026年には、競技の戦術を可視化し改善支援を行うB2B SaaSの提供が予定されています。この新サービスは、競技力向上とファンエンゲージメントを同時に実現する内容となっており、チームの運営をデジタルトランスフォーメーション(DX)に導くことを目指しています。競技映像から選手の動作やゲーム状況を自動で解析し、戦術をより具体的に理解する支援を行う内容です。
マルチカメラトラッキングの進展
Playboxはスポーツの枠を超えた映像処理AIの開発にも取り組んでいます。個人の行動トラッキングにより勤務状況を記録したり、混雑状況を解析して業務の効率化を図るなど、様々な分野での応用が期待されています。セキュリティの強化にも寄与する可能性があり、AIが「人の動き」を解析する手法を多方面に展開しています。
さらなる展望
今後も、筑波大学で培った知識と技術を生かし、様々な分野における映像解析の実用化に努めていく方針です。スコットアトム代表取締役は、「この認定は私たちの技術が社会に実装されるための重要な一歩である」と胸を張ります。今後も、実験的な技術にとどまらず、現場で使われる実装型AIを目指し、一層の努力を続けていくとのことです。
導入事例
- - 鎌倉スタジアムNFTプロジェクトに映像分析技術を提供
- - FC.AWJ様との熱狂パートナーシップ契約
- - 株式会社MIXI様とのAI映像解析基盤構築の取り組み
このように、Playboxはスポーツやその他の分野において、より広範な解析技術を社会に提供することを目指しています。