CCUS登録技能者の能力評価基準が強化される!土質改良と潜函が新たに追加

CCUS登録技能者の能力評価基準が刷新



国土交通省は6月27日、CCUS(建設キャリアアップシステム)登録技能者の能力評価基準に新たに「土質改良技能者」と「潜函技能者」を追加することを発表しました。この変更は、日本の建設業界における技能者の評価制度を一層強化し、より多様な職種に対して客観的な評価が実施されることを目指しています。

CCUSとは?


CCUSは、建設技能者の技能や経験を明確かつ体系的に評価する制度です。技能者一人ひとりの保有資格や就業日数に基づいて、4段階に判定される仕組みとなっています。これにより、技能者の実力が可視化され、キャリアアップに繋がるカード(ゴールド、シルバー、ブルー、ホワイト)が交付されます。これは、技能者本人のみならず、雇用主や業界全体においてもメリットがあります。

新たに追加された職種とは?


今回の発表では、特に「土質改良技能者」と「潜函技能者」が新たに評価対象に加わることが大きなポイントです。土質改良は地盤改良や土地の安定化に寄与し、潜函技術は地下での作業に欠かせない重要な技能です。この2つの分野が評価されることにより、業界全体の技術力向上が期待されます。

能力評価の流れ


能力評価を行うためには、専門工事業団体などが、その分野に特化した基準を策定し、国土交通大臣の認定を受ける必要があります。以下は、その流れです:

1. 基準の策定:各団体が特定の技能に対する評価基準を作成。
2. 認定申請:国土交通大臣への認定申請。
3. 評価の実施:認定を受けた基準に基づき、経験や知識、技能、マネジメント能力を4段階で評価。

この評価は、個々の技能者のキャリアパスに結びつくため、自己成長に繋がる重要なプロセスです。

44分野での能力評価実施


土質改良技能者と潜函技能者の追加により、7月1日から実施される能力評価の対象分野は合計で44になります。国土交通省は、この制度が建設業界における技能者のキャリアアップを促し、より質の高い施工を実現することに寄与することを目指しています。これにより、建設業界全体の技術レベル向上と安全性の向上が図られることを期待しています。

まとめ


この発表は、建設業界に携わる全ての技能者にとって、自身のスキルや経験を評価される機会を提供するものです。国土交通省が進めるCCUS制度の強化は、これからの建設業界のさらなる発展に寄与することでしょう。今後も、能力評価制度の詳細について注目し、最新情報をお届けしていきます。

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