AIを活用した新たなコーチング品質評価ツールの開発

株式会社Recursive（リカーシブ）と株式会社コーチ・エィのコラボレーションによって、コーチング・セッションの質を向上させるためのAIエージェントが開発されました。この新しい「コーチング品質評価ツール」は、音声データをもとにセッションの質を評価する機能を持ち、従来の手法では困難だった効率化を実現しています。

コーチ・エィとRecursiveの連携

コーチ・エィは、組織開発の促進を目的としたエグゼクティブコーチングを提供し、長年にわたりコーチングの質向上に向けた努力を続けてきました。コーチの育成に関しても、社内トレーニングや能力評価を基にした独自のプログラムを展開し、海外の著名なコーチからの指導も受けながら、継続的な能力向上を図っています。特に、専門的な訓練を受けた評価者による実績ある評価手法は、同社の成功に不可欠な要素です。

しかし、全てのセッションを手作業で評価することは、時間と労力がかかるという課題がありました。そこで、コーチ・エィはAI技術を利用した新しい品質評価ツールの開発に着手しました。優れた開発能力を持つRecursiveとの提携により、コーチ・エィの知見を生かしたツールが生まれることとなりました。

新AIエージェントの機能

このAIエージェントは、ICFコア・コンピテンシーやPCCマーカーといった国際基準を用いて、音声データを解析します。具体的には、クライアントの同意を得た音声データをもとに質を評価し、その結果を通じて初歩的な評価を行います。さらに、詳細なフィードバックが必要なセッションを特定し、それに基づいた効果的な改善策を提案します。

これにより、コーチ・エィにおけるコーチング・セッションの評価及びフィードバックのプロセスが一層明確化し、迅速に行うことができるようになります。最終的には、コーチの成長を促進し、同社が提供するプログラム全体の質が向上することが期待されています。