人気のアンテナショップ
2025-03-03 16:10:58

最新アンテナショップ利用実態調査で明らかになった人気店舗ランキング

最新アンテナショップ調査が示す人気店舗の詳細



株式会社ブランド総合研究所は、東京都内にある全国の道県アンテナショップ34店舗を対象に実施した「第8回アンテナショップ利用実態調査2025」の結果を発表しました。この調査から、消費者の選好や来店トレンドがわかり、注目すべき店舗が明らかになりました。特に、利用者の高い店舗が相次いで上位にランクイン。今回は、この興味深い結果の詳細をお伝えします。

人気のアンテナショップランキング



本調査で実際に過去1年間に来店したことがあるアンテナショップのランキングが発表されました。その結果、1位に輝いたのは「北海道どさんこプラザ」で、連続して首位を維持しています。これは、2017年からのデータでも明らかで、有楽町駅前の交通会館の1階に所在し、北海道のさまざまな特産品が揃っています。特に、入り口近くで販売されているソフトクリームやコロッケは訪れる人々に人気のテイクアウト商品です。

続いて2位にランクインしたのは「沖縄・銀座わしたショップ本店」です。2023年1月に銀座から有楽町へ移転したものの、依然として多くの支持を集めています。現在は1フロアの販売スペースに縮小されているものの、商品が豊富に並ぶぎっしり感が観光客や地元の人々にとっての魅力の一つです。

意外なことに、3位に位置するのは「宮城ふるさとプラザ」です。この店舗は2024年12月に閉店することが決まっていますが、調査時点では営業しており、池袋サンシャイン通りに位置するため、多くの人々に訪れられています。さらに、運営体制を見直し、2025年1月には日本橋茅場町にて再オープンを予定しています。

東北店舗の人気が光る



また、調査結果から分かるように、3位から6位には東北地方の店舗がランクインしており、その人気が際立っています。特に、いわて銀河プラザ(4位)、おいしい山形プラザ(5位)、日本橋ふくしま館‐MIDETTE(6位)など、地域の特産品の魅力を感じることができる店舗が上位を占めています。

リピーターの増加が顕著



興味深いのは、初めての来店客が減少する一方で、リピーターが増加している点です。調査では、アンテナショップを過去に利用したことのある人々が、1年間で平均19.15回も訪問していることが分かりました。これは、前回調査に比べて顕著な増加です。特に、若年層がアンテナショップを利用する割合が高く、20代の来店回数が最も多いという結果が示されています。

若者に人気の理由



特に興味深いのは、若者がアンテナショップで好む商品として「お米」が挙げられる点です。アンテナショップでの購入傾向を見てみると、国産のお米やお米加工品の購入率が高く、特に20代男性の38%が購入しているとのこと。この傾向は女性にも当てはまり、若い世代が米を選ぶ理由としては、少量パッケージの便利さや、無農薬などの質の高さが好まれていることが挙げられます。

このように、地域特産品を豊富に取り揃えたアンテナショップは、まるで地域特化型のコンビニのような役割を果たし、特に若者から強い支持を受けています。ますます注目が集まるアンテナショップの動きは、今後も目が離せません。次回の調査結果にも期待が高まります。


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