環境保護のための新しい挑戦
近年、地球温暖化や気候変動が深刻な問題となっている中、温室効果ガス(GHG)の排出削減が急務となっています。これに伴い、農林水産省は「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」を設立し、温室効果ガス削減技術の海外展開に向けた取り組みを強化しています。これは、企業や団体が共に協力し、持続可能な未来を目指すための重要なステップです。
「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」とは?
農林水産省は、2023年5月に「農林水産分野GHG排出削減技術海外展開パッケージ(通称:MIDORI∞INFINITY)」を策定しました。この取り組みは、GHG排出削減技術の国際展開を通じて、日本の技術力を世界に示し、持続可能な農業と食料生産を達成するためのものです。コンソーシアムを通じて、国内外の企業や団体とのマッチングを促進し、効果的な脱炭素プロジェクトの構築を目指しています。
参加のメリット
1. 情報共有とネットワーキングの機会
コンソーシアムは、セミナーやパネルディスカッションの開催を通じて、参加企業に役立つ情報を提供し、ネットワークを形成する場として機能します。これにより、仲間とともに新しいビジネスチャンスを見出すことができます。
2. 海外展開支援
「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」では、二国間クレジット制度(JCM)の導入を含む脱炭素プロジェクトを支援します。この仕組みを利用することで、企業の国際的な展示や取引のチャンスが増加します。
3. 脱炭素プロジェクトのマッチング
参加者は、自社の技術やサービスに合ったパートナーを見つけ、共同プロジェクトに取り組むことができます。これにより、成果を上げる可能性が高まります。
入会方法
「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」への入会は、賛同する法人や団体に対して随時受け付けています。入会を希望される方は、次の申込みフォームに必要事項を記入の上、提出してください。
入会申込みフォーム
*入会申込みの際は、設置規則(PDF:128KB)を必ずご確認ください。
設立総会について
令和7年6月4日(水曜日)には「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」の設立総会が開催され、農林水産省をはじめとした関係機関から、GHG排出削減技術の海外展開に関連する施策についての説明が行われました。総会には、125名の企業や団体の代表者が参加し、熱心に議論が交わされました。
設立総会では、新たなビジョンとして「MIDORI∞INFINITY」が提案され、参加者たちは日本の農林水産分野が持つ無限の可能性に期待を寄せました。若手職員が発案したこの名称は、我々の共通の未来に向けた思いを象徴しています。
まとめ
環境保護を目指す「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」は、国内外の企業・団体と共に温室効果ガスの排出削減に取り組む重要なステップです。あなたの企業もこの取り組みに参加して、持続可能な未来を一緒に築いていきましょう。