金融業界の未来を探る!
4月30日、金融業界のシニアマネジメント層を対象とした「金融業界コンタクトセンター エグゼクティブリーダー・サミット」(以下、金融CCリーダーサミット)の第4回が、東京・八重洲の船井総研グループ本社サステナグローススクエアで開催されました。
本イベントには、国内の金融業界から23社、37名の参加者が集まり、人的資本経営をテーマにした最新のトピックスや人材マネジメントに関する課題を議論しました。特に、人的資本への投資だけでなく、カスタマーサービスの改善や仕事そのものの効率化に関する話題が取り上げられました。
イベントの内容と講演者
開会のご挨拶
イベントは午後1時に開会され、主催者からの挨拶がありました。参加者には当日予定のプログラムが説明され、人的資本経営やその重要性についての期待が高まりました。
事例講座
続いて、株式会社HRForce取締役であり、株式会社船井総合研究所 人的資本経営支援本部の本部長である宮花宙希氏と、同社ヒューマンキャピタル支援部ディレクター中川洋一氏が、人的資本経営の実践事例を紹介しました。事例を通じて、企業が直面する課題や、それに対する具体的なアプローチについて深く掘り下げられました。
最新調査からの洞察
次のセッションでは、株式会社プロシード営業企画部のマーケティング統括マネージャー清松誠氏が、金融業界コンタクトセンターの最新調査結果を基に、現在業界が直面する問題や、その解決に向けたヒントが提供されました。この講演では、データに基づく具体的な分析が行われ、参加者たちに新たな知見を与えました。
グループワーク
午後に入ると、参加者はグループワークに分かれ、従業員体験に関する課題整理や改善施策の検討を行いました。この時間帯では、他社の成功事例や挑戦についても話し合われ、実践的な知識の習得が促進されました。
マネジメント論の解説
COPCから学ぶエンゲージメントを高めるためのマネジメント論について、株式会社プロシードのシニアコンサルタント五味康一郎氏が解説しました。ここでも、エンゲージメントの基礎を築く心理的安全性についての重要性が語られました。
まとめと閉会の挨拶
最後に、当日の内容を振り返る時間が設けられ、参加者全体の理解を深める重要なセッションとなりました。その後、懇親会が開かれ、参加者同士のネットワーキングが行われました。
人的資本経営の意義
人的資本経営とは、人材を単なるリソースと考えるのではなく、「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで企業の持続的成長を目指す考え方です。企業が成功を収めるためには、経営戦略と人材戦略が緊密に連携し、従業員が日々行う業務の改善も重要な要素です。
今回のサミットでは、業界のリーダーたちが集まり、それぞれの経験や知見を共有する貴重な機会が提供されました。参加者は新たな発見を得るとともに、自社の課題解決に向けた具体的なアクションプランを考える上で有意義な時間を過ごしました。今後の金融CCリーダーサミットも、更なる充実を目指して開催される予定です。