子どもたちが楽しく金融を学べる新プロジェクト
宮城県利府町にある仕事体験型テーマパーク「カンドゥー新利府」にて、2025年9月8日から新たに『投資体験ゲーム』が実施されることが発表されました。この取り組みは、株式会社マーキュリーと株式会社イオン銀行によるコラボレーションで、子どもたちに資産形成や金融リテラシーを楽しく学ぶ機会を提供します。
アクティビティの概要
新たにスタートする『投資体験ゲーム』は、株式投資を模したカードゲームを通じて、子どもたちが楽しみながら金融の基本を学ぶことができる内容となっています。本ゲームは、1ターンが1年を表しており、全3ターンの中で資産運用のリスクとリターンを体験することができます。
さらに、このアクティビティでは銀行員の仕事も体験可能で、定期預金の理解を深めるほか、詐欺から身を守るための知識も身につけることができるように工夫されています。これにより、次世代を担う子どもたちの金融リテラシー向上に寄与することを目指しています。
背景にある社会的なニーズ
近年、高齢化社会や社会保障制度の変化に伴い、将来に対する資産形成の重要性がますます高まっています。政府は金融リテラシーを国家的課題と位置付け、2022年度からは高校における「資産形成」を必修科目として取り入れています。しかしながら、小学生レベルでの金融教育の機会は依然として限られています。
また、SNSやインターネット上では投資詐欺のリスクも増加しており、未成年の被害が懸念されています。このような背景から、子どもたちが自身の将来を守る力を育むための金融教育が不可欠とされています。
投資体験ゲームの特徴
1.
遊びながら学べる金融教育
子どもたちはゲームを通じて、株式投資や定期預金の理解を深め、資産形成の考え方を習得できます。
2.
詐欺防止のリアルな体験
ゲーム内には悪役キャラクターによる“うまい話”が登場し、銀行員がそれを阻止するストーリーを通じて危険を見抜く力を養います。
3.
実践的な学びの場
ゲーム中に獲得した施設内通貨「カッチン」は、施設内でのサービスに使用可能で、学びが次の行動に繋がる仕組みです。
4.
楽しさと学びを両立
金融の仕組みを楽しく学ぶために設計されたストーリーが、子どもたちの社会や経済への関心を高めます。
今後の展望
マーキュリーは今後も金融教育に限らず、法教育や防災教育、食育など様々なテーマを通じて、子どもたちが社会の仕組みや安全な生活について総合的に学ぶ機会を提供していく予定です。これにより、子どもたちがより豊かな未来を創り出せるようサポートしていきます。
カンドゥー新利府について
「カンドゥー新利府」は、子どもたちが様々な職業を体験できる人気のテーマパーク。警察官や消防士、モデルなど、全18種類の職業に挑戦しながら、仕事の楽しさやお金の流れについて学ぶことができます。
所在地は宮城県宮城郡利府町新中道3-1-1のイオンモール新利府南館1階です。
子どもたちが未来を切り開く力を育むこの『投資体験ゲーム』にぜひご期待ください。