ホットリンクグループが新たにバリデーター事業を開始
株式会社ホットリンク(東京都千代田区、証券コード:3680)は、グループ企業である合同会社Nonagon Capitalを通じて、ブロックチェーンのバリデーター事業を本格的に開始しました。これにより、国内の大手企業向けにバリデーター運用の支援を行いつつ、自社でもブロックチェーン・バリデーターを運用する体制を整えました。
1. バリデーター事業の背景
Nonagon Capitalは、約3年間にわたりサンフランシスコを拠点に投資活動を展開してきました。その中で、投資事業とブロックチェーンのノード運営に相乗効果があるとの認識に至り、特にL1(レイヤー1)と称されるブロックチェーンの開発企業への投資と実際のバリデーター運用の相互作用が注目されました。こうした投資を通じて、トークン発行とともに安定した収入を確保する道が開かれるのです。
一般的な新規事業といえば、ブロックチェーン上でのサービス開発や技術そのものの開発が挙げられますが、これらには高い障壁が存在します。そのため、NFTの発行など比較的簡易な手法が選ばれる場合が多いものの、事業の持続性には課題があるとされています。そこでNonagon Capitalは、ハッカソンや暗号資産運用(DAT戦略)を通じて、国内企業に新たな参入手段を提案してきました。
このような中で、2024年には「Nonagon Connect」と呼ばれるコミュニティビジネスを通じて、企業と対話し、事業立ち上げに貢献する機会を増やしていきます。多くの企業から寄せられる「最適解がわからない」との声を受け、より限定的なリスクでのバリデーター運用に注力することになりました。
2. バリデーター運用のメリット
ブロックチェーンの運営に関しては、バリデーターと呼ばれるノード管理者が必要不可欠です。従来のサービスのように特定企業に依存するのではなく、多数のバリデーターによってシステムが支えられるため、運営の安定性が増します。バリデーター運用は法人でも個人でも可能で、ブロックチェーン開発元からの許認可なく開始できるのも特徴です。
この運用の利点には、以下の3つがあります。
1. 開発元やコミュニティとの密接な関係構築
2. 持続的なキャッシュフローの確保
3. トークンの価格変動リスクが抑制可能
これにより、ブロックチェーン開発元と協力し、その普及活動に携わることができるのも大きな利益です。バリデーターとして活動することで、定期的な情報交換やイベント参加の機会が増加し、事業開発にもプラスになります。特に、バリデーター運用は他のブロックチェーン関連事業より短期間でのビジネス化が期待できるため、企業にとっても取り組みやすい選択肢です。
3. 運用支援の具体的内容
Nonagon Capitalは、日本の上場企業が国内外でバリデーター運用を行う際に必要な支援をウリにしています。具体的には、運用戦略の立案やブロックチェーンの選定、開発元との調整、法務や会計に関する業務フローの策定といった準備を代行し、運用開始までのサポートを行います。
4. バリデーターに興味がある経営者へ
バリデーター運用に対して興味を持つ企業責任者の方々のために、詳細な資料を用意しています。ブロックチェーンにおけるバリデーターの必要性や運用のメリットなどが盛り込まれていますので、ご興味のある方は下記リンクから資料請求を行ってください。
資料請求リンク
5. Nonagon Capitalについての概要
合同会社Nonagon Capitalは、サンフランシスコを拠点にブロックチェーンプロジェクトに特化した投資を行うベンチャーファンドです。北米とアジアを結ぶ機能を持ち、特に日本市場向けにシード・ステージのプロジェクトに投資をしています。これからもWeb3の普及を目指し、さらなる活動を展開していく予定です。
企業情報
株式会社ホットリンクは、SNS分析やマーケティング支援を行い、Web3においてもデータ活用のインフラを構築しています。
- - 設立: 2000年6月26日
- - 代表者: 檜野安弘
- - 本社: 東京都千代田区富士見
- - 公式サイト: ホットリンク