廃漁網回収プロジェクト
2025-07-14 13:47:41

下田海中水族館で実施された廃漁網の回収とリサイクルプロジェクトの報告

2025年7月5日 下田海中水族館での廃漁網回収プロジェクト



2025年7月5日、静岡県下田市の下田海中水族館にて、廃漁網の回収とリサイクルに関するプロジェクトが行われました。このプロジェクトは、リファインバースグループが主催し、今年で3回目の開催となります。今回の取り組みには、31名の参加者が集まり、過去最大となる190kgの漁網が回収されました。

海洋プラスチックゴミ問題への取り組み



海洋のプラスチックゴミ問題は、世界中で大きな関心を呼んでいます。特に廃漁網の海洋投棄は重要な課題とされています。このプロジェクトでは、5年前から始まった廃漁網のリサイクル事業が基盤となっており、実際に使用済みの漁網を高品質なリサイクルナイロンペレット「REAMIDEⓇ」へと再生しています。これにより、海洋環境への負担を軽減し、持続可能な社会の実現を目指しています。

参加者との交流と教育



イベントには、参加者が実際に漁網に触れながら分別作業を行うコーナーが設けられ、参加者の中には「漁網に触れる機会がなかったので面白かった」といった声も寄せられました。催し開始前から多くの人々が興味を持ち、長時間にわたって作業を手伝ってくれた方々もいます。

今回のプロジェクトでは、98.4kgの漁網が参加者によって処理され、企業との協力により全体で190kgを回収するという成果を上げました。参加者には、回収した網の重量に応じた特典として、下田海中水族館の入場割引券やカワウソの給餌体験用エサ引換券、さらには漁網から作られたテープのりのノベルティが贈られました。これにより、参加者は楽しみながらリサイクルの重要性を学ぶことができました。

開催概要



  • - 日時: 2025年7月5日(土)10:00~14:00
  • - 場所: 下田海中水族館第一駐車場特設会場
  • - 協力: 下田海中水族館、株式会社PADIアジア・パシフィック・ジャパン、リファインバース株式会社

REAMIDEⓇの誕生



回収された漁網は、愛知県一宮市にあるリファインバースの自社工場で処理され、金属などの異物を取り除いた後、高品質のナイロンペレット「REAMIDEⓇ」として新たに生まれ変わります。使用済みの漁網や廃車エアバッグなどを再資源化し、この製品は建材や家電、アパレル製品、オフィス家具などに利用され、多様な用途を持っています。

また、今回回収した漁網から作られたテープのりもノベルティとして配布されました。

リファインバースグループの理念



リファインバースグループは、「誰にもない視点と技術で、未来の富をつなぐ」ことをモットーに、20年以上にわたりサーキュラーエコノミーに取り組んできました。さまざまな素材を再生・開発し、循環型社会を実現するための事業を拡大しています。今後も新しいバイオ素材「ReFEZER」の開発など、環境負荷を軽減し、持続可能なビジネスの実現を目指して活動していく予定です。


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