聞こえのワークショップ
2025-09-26 14:50:16

虫の鳴き声を通じて学ぶ、聞こえの変化と大切さ

秋の虫たちとの出会い



秋の訪れと共に、虫たちのさえずりが耳に心地よい季節です。東京都府中市のショッピングセンター「ミッテン府中」では、2025年9月20日と21日の2日間、ワークショップ『よるの むしのね ずかん』が開催されました。このイベントでは、虫の鳴き声を通じて「聞こえることの大切さ」を学び、特に年齢によって変化する耳の状態について親子で体験するプログラムが展開されました。

ワークショップの内容



参加者は小学生以下の子ども31名とその保護者32名、合わせて63名のファミリー。会場は盛り上がりを見せ、実際に音を体験しながら学ぶ機会が提供されました。音の体験はさまざまな形で行われ、最初に行われたのは「音の振動実験」。

音の振動実験



特製のボウルの上に撒いた塩が、犬の鳴き声や電話の呼び出し音に合わせて揺れ動く様子を観察しました。音の大きさや種類によって塩の動きが異なることを実感し、電話の呼び出し音が一番活発に振動し大きな歓声が上がりました。この実験では、子どもたちが音が視覚的に見えることに興奮し、さらに「音」を深く理解するきっかけとなりました。

むしのねオノマトペ



続いて行われた「むしのねオノマトペ」では、家庭でハヤシノウマオイの鳴き声を楽しみながら表現しました。子どもたちは「ジュイーン」と声を出し、自由な発想で虫の音を再現。大人たちが聞こえにくい高音のツユムシの鳴き声に対して、子どもたちが「聞こえていないの?」と首をかしげる姿はとても印象的でした。

むしのねクイズ



また、鳴き声を聞いて虫の名前を当てる「むしのねクイズ」では、家族で協力し合いながら真剣にクイズに取り組む姿が見受けられました。皆で意見を交わし合いながら正解を探し、全問正解する参加者も! 笑い声や歓声が会場に響き、楽しい時間が共有されました。

参加者の生の声



参加した方々からは、以下のような感想が寄せられました。
  • - 「音の振動実験やむしのねクイズが楽しかった!」(小学2年生)
  • - 「実験を家でも試したい!」(保護者)
  • - 「音を文字にする体験ができて良かった。」
  • - 「大人には聞き取りにくい高音に気づいた。」

ワークショップの背景



このワークショップは、日本国内で「聞き取りが困難だ」と感じている人々が1,000万人以上いるという現状に着目し、特に年齢を重ねることで高音が聞こえにくくなる老人性難聴について意識を高めることを目的としています。眼鏡市場は、補聴器を取り扱う企業として、補聴器の重要性を広めようと積極的に活動しています。

冊子『よるの むしのね ずかん』の制作はその一環で、スマートフォンを使った簡易的な“聞こえチェック”ができる内容です。この冊子は、聞き取りの変化を自覚し、音に敏感になるきっかけとなることを目指しています。

今後の活動



今後は、静岡県内での活動をはじめ、全国各地でのワークショップやパネル展示などが計画されています。眼鏡市場は「関わる皆の幸せを実現し、笑顔を創造します」という企業理念のもと、音や耳に対する理解を深め、人々の健康や暮らしに寄り添う取り組みを続けていきます。

興味がある方は、『よるの むしのね ずかん』の特設サイトにて、虫の鳴き声を聞いたり、電子版をダウンロードしたり可能です。ぜひご覧ください。 特設サイトはこちら.


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