子どもたちの声を政策へ
2025-07-07 09:31:09

遊びを通じて子どもの声を政策に反映する新プログラム『Express your own VIEWS』

新たなプログラム『Express your own VIEWS』



近年、地域づくりの現場で子どもや若者の意見を重視する動きが広がっています。その中でも注目を集める新しいプログラムが、一般社団法人Spiceが提供する『Express your own VIEWS』です。このプログラムは、遊びながら地域の困りごとを共有し、解決策を考えるボードゲーム型のワークショップです。

こどもたちの声を政策に活かす



このプログラムは、千葉大学大学院の学生と教育学や政策自治の専門家が共同で研究・開発したもので、目的は明確です。「すべての人が生きやすい社会」の実現を目指し、特に子どもたちの意見を地域社会に反映させることに力を入れています。従来は大人主体の議論が多かった地域の問題解決にあたり、子ども自身が自らの困りごとを起点に解決策を考えることができるようになりました。

ワークショップの運営とサポート



自治体でこのプログラムを実施する際には、事前の準備から当日のファシリテーション、さらには事後の報告書作成まで、Spiceが一貫してサポートを提供します。子どもたちが出した意見は、詳細な提言レポートとしてまとめられ、行政へ提出されます。このプロセスにより、一回きりのイベントに留まらず、政策立案や持続的な参画へとつながります。

『Express your own VIEWS』の具体的な内容とは?



このボードゲームでは、参加する子どもたちがその地域を舞台に“困りごと”の解決策を考えます。ゲームメカニクスは、こまりごとカードを引き、地域の地図上にあるスポットをヒントにアイデアを発表し合い、優れたアイデアにはポイントが与えられます。このように楽しく遊びながら意見を表明できる形式が特徴です。

実施されたイベントの様子



2024年には墨田区でのタウンミーティングが行われ、小学校5年生の子どもたちが参加しました。彼らは自身の地域の問題について意見交換を行い、その結果を元に墨田区のまちづくりにも貢献する機会を得ました。参加した児童の満足度はなんと100%で、多くの児童が今後のまちづくりへの参加意欲が高まったと答えています。

今後の展望



この取り組みは、他の自治体へも広がることが期待されています。すでに複数の自治体の職員から時間のご要望が寄せられており、全国的に広がる可能性が大いにあります。Spiceの共同代表は「誰もがまちづくりに参加し、その声を政策に反映できる社会を目指している」とし、このプログラムへの期待を語っています。

お問い合わせと参加方法



『Express your own VIEWS』への興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。今後、さらに多くの地域でこのプログラムが実施され、こどもたちの声が政策に活かされることを期待しています。


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