可児市の工務店
2025-10-31 17:57:50

可児市の小さな工務店がグッドデザイン賞受賞!地域の産業復興を目指す

可児市の工務店が快挙!グッドデザイン賞受賞の背景



岐阜県可児市に位置し、わずか15人のスタッフで運営されている株式会社丸亀工務。2025年度のグッドデザイン賞を受賞した彼らの新社屋は、地域の水道と土木工事を手がけることから始まりました。この小さな会社は、地域貢献を理念に掲げ、新しい価値を生み出す試みを進めています。

特殊な工法と斬新な設計



新社屋の設計には、地元特産品である「東濃ヒノキ」を使用しています。通常の木材と異なり、日光や雨風によって劣化しやすい特性を持つヒノキ。この弱点を克服するために、丸亀工務は2年にわたり、地元の建築会社と協力して「液体ガラスの含浸加工」という独自の技法を開発しました。この技法により、ヒノキは高耐久性の建材へと生まれ変わり、長期間の使用が可能になります。

社屋の特徴的な「反り屋根」は、日光を最大限に取り入れるための工夫がなされています。地元の気候と日照条件を踏まえ、陽光を効果的に活用する設計がなされました。これにより、オフィス内は日光が豊富に差し込み、明るく開放感あふれる空間が実現されています。加えて、全面ヒノキ貼りの外壁デザインは、建材の美しさと地域性を見事に発揮し、訪れる人々を自然の香りで包み込みます。

地域産業復興への取り組み



今回の受賞を通じて、丸亀工務は地域産業の復興に貢献する意欲を強く示しています。地元の特産品であるヒノキを利用した建材の需要を拡大させ、地域経済の活性化を目指す取り組みが、全国的に広がることを期待しているのです。「SORATAKA lab」という名の新社屋は、その象徴とも言える存在です。地域の材料を使い、新しい建築の可能性を探る姿勢は、今後も多くの建設業者たちに刺激を与えるでしょう。

受賞の評価



審査員からは、「追加する新しい価値を生み出す試み」として高い評価がなされました。特に、液体ガラスによる高耐久建材の実現は、木造建築の常識を覆す革新性を持っています。グッドデザイン賞は、デザインの質だけでなく、社会的な意義も重視する賞です。そのため、この受賞は丸亀工務が掲げる地域貢献や産業復興への熱意を、多くの人々に届ける足がかりとなることでしょう。

イベント情報



受賞を祝して、11月1日(土)から5日(水)にかけて、東京ミッドタウンで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」において、丸亀工務の受賞作が展示されます。全国から訪れる人々に、その魅力を直接伝える貴重な機会です。

最後に



今後の丸亀工務の取り組みに注目しながら、地域の魅力を再発見するきっかけが増えることを期待しています。彼らの情熱的な挑戦が、他の地域にも良い影響を与えることを願ってやみません。


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