ツナググループ・ホールディングスの2025年9月期 第3四半期決算
2023年8月7日に、株式会社ツナググループ・ホールディングス(以下「ツナググループ」)は2025年9月期第3四半期の決算を発表しました。本社は東京都中央区にあり、主に採用業務代行および採用コンサルティングを手掛けています。これまでの取り組みが評価され、売上高と利益ともに前年同期比で増加を記録しました。
売上高と営業利益の成長
決算の発表によると、ツナググループの売上高は136.9億円に達し、これは前期比で14.6%の増加を示しています。また、営業利益も6.9億円で前期比27.7%の上昇となっており、前年比の二桁成長を維持しています。このような成長は、同社の主要事業であるRPOサービスの強化と、それに伴う新サービスの展開が理由と考えられます。
主要事業の成長状況
ツナググループの注力事業、RPOサービス事業は特に顕著な成長を見せており、その成長率は約20%にも及びます。特に、OMR採用支援が大きく寄与しているとのことです。一方、派遣・紹介事業については、医療・介護分野の中小企業が増加したことで1社あたりの単価は減少傾向にありますが、全体的な業績にはプラスに働いているようです。
新サービス「アルムニア」の導入
さらに、2023年7月1日からはアルバイト・パート領域に特化した新しい採用システム「アルムニア」のサービス提供を開始しました。このシステムは、企業が抱える採用コストの削減や管理に関する悩みを解決することを目的としたもので、従来の“掛け流し採用”から“循環型採用”への転換を図っています。
今後の展望と中期経営計画
2025年9月期の通期業績予想については、売上高200億円(前年比22.0%増)を目指すとしていますが、進捗率は68.5%で若干のマイナスな状況にあると報告しています。しかし、営業利益や経常利益は主力事業が堅調で、計画よりも前倒しで進んでいるようです。
また、2026年度を初年度とする5カ年の中期経営計画も2025年8月28日に発表される予定です。この計画では、2030年を見据えた具体的なアクションプランが示され、持続的な企業価値向上に向けた取り組みが強調されます。同時に説明動画も公開される予定で、代表取締役社長の米田光宏が計画の詳細や成長戦略をわかりやすく説明します。
まとめ
ツナググループは、現在の成長を維持しつつ、2030年に向けた新たな挑戦をスタートさせようとしています。特に“採用”に特化したビジネスモデルを持つ同社の今後の動向は、業界全体にも影響を与えることでしょう。企業の成長だけでなく、労働市場全体の活性化にも貢献することが期待されています。
公式YouTubeチャンネルでは、新たな計画の詳細を知るための動画も公開予定ですので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。