タビナカ事業者向け予約管理システムの進化
2025年9月17日、株式会社SEECが提供する予約管理台帳システム「OMUSUBI」と、株式会社JTBの体験アクティビティ予約管理システム「JTB BÓKUN」が新たなシステム連携をスタートしました。この連携は、アクティビティ事業者の予約管理業務を自動化し、デジタル化(DX)を促進する重要なステップです。
予約管理業務の自動化とそのメリット
新たに始まったこの連携によって、「JTB BÓKUN」を通じた予約が自動的に「OMUSUBI」に反映されるようになります。これにより、事業者は手動での予約入力作業から解放され、オーバーブッキングのリスクを大幅に軽減できます。そして何より、業務の効率が高まり、サービスの質も向上します。
JTBが提供する「JTB BÓKUN」は、特に海外のオンライン旅行会社(OTA)との連携に強みを持ち、ViatorやGetYourGuideなどとの連携が可能。これにより、インバウンド観光の集客が求められる中で、多様な販売チャネルからの予約を効率的に管理することができます。特にコロナ禍からの回復期にあたる今、事業者にとっては不可欠なツールと言えるでしょう。
システム連携の背景
観光業界がコロナから回復し、新たなにぎわいを取り戻す中で、多くのアクティビティ事業者は、複数の販売チャネルからの予約を手動で管理するという煩雑な業務を抱えています。これまでのやり方では、人的ミスやオーバーブッキングのリスクが伴い、多大な労力を要しました。そこで、事業者から寄せられたニーズをもとに「OMUSUBI」と「JTB BÓKUN」を連携させることが決まり、さらに実用的なシステムを提供できる環境が整いました。
具体的な機能を紹介
今回のシステム連携により、以下の機能が実現します。
- - 予約情報の自動連携:新規予約やキャンセル情報が自動的に「OMUSUBI」に取り込まれるため、入力ミスの心配が減ります。
- - 業務効率の向上:手動作業が不要になるため、スタッフは顧客サービスや他の業務に注力できるようになります。
- - オーバーブッキング防止:すべての予約情報が一元管理されることにより、トラブルの可能性が著しく下がります。
実際の開発体験
このシステムの開発過程では、「OMUSUBI」と「JTB BÓKUN」の導入事業者からのフィードバックを受け、より実用性の高い連携が実現されました。たとえば、株式会社沖縄どきどきツアーズは、沖縄本島北部「やんばる」でスリル満点のアクティビティを提供する企業で、この連携を通じてより一層の効率化が期待されています。
OMUSUBIとJTB BÓKUNの詳細
「OMUSUBI」とは、タビナカ事業者のために設計された予約管理台帳システムです。顧客管理機能や自社予約ページの作成が可能で、事業者の業務効率を高めることを支援しています。詳細は公式サイトをご覧ください。
OMUSUBIの詳細
「JTB BÓKUN」は、観光関連事業者向けに設計された予約管理システムで、国内外のOTAとの連携によるデジタル販売の最前線を行います。すでに1,700社以上のアクティビティ事業者に導入され、予約在庫の一元管理だけでなく、データマーケティングによる集客支援も行っています。詳細は公式サイトをご覧ください。
JTB BÓKUNの詳細
会社情報
株式会社SEEC
- - 所在地:東京都渋谷区恵比寿一丁目19番15号 ウノサワ東急ビル5階
- - 代表者:代表取締役 阿部 隆太郎
- - 事業内容:インターネット広告代理事業、WEBソリューション事業、アプリ開発事業、DX推進事業など。公式サイトはこちら
株式会社JTB
- - 所在地:東京都品川区東品川2‐3‐11
- - 代表者:代表取締役社長執行役員 山北 栄二郎
- - 事業内容:旅行業、その他。公式サイトはこちら
観光業務の効率化に向けたこの一歩は、アクティビティ事業者にとって新しい選択肢を提供し、今後の成長が期待されます。