スポーツとSDGsをテーマにした高校生交流プログラム
2025年10月28日から11月4日まで、ASEAN諸国と東ティモールから88名の高校生が日本を訪れ、「対日理解促進交流プログラムJENESYS 日本・ASEANスポーツ×SDGs交流」が行われます。このプログラムは、サッカーを通じて、日本の地域社会とのつながりを深め、持続可能な開発目標(SDGs)に対する意識を高めることを目的としています。国際的な交流を通じて、参加者間の理解と友好関係を強化する狙いもあります。
プログラムの概要
参加する高校生は、ASEAN諸国と東ティモールから選ばれた高校生7名とその引率者1名、合わせて88名です。彼らは、東京都と大阪府を中心に様々な視察活動や交流プログラムに参加します。
日程の詳細
- - 10月28日(火): 来日、オリエンテーション、外務省への表敬訪問、ASEAN事務局によるテーマ関連講義。
- - 10月29日(水): 日本サッカー協会(JFA)のサッカー文化創造拠点「blue-ing!」の視察、JリーグにおけるSDGsに関する講義の後、東京都から大阪府への移動。
- - 10月30日(木): 大阪城の視察および大阪府立水都国際高等学校での交流。
- - 10月31日(金): 株式会社ガンバ大阪スタジアムの見学やウォーキングフットボール、棒サッカーの体験を通じて、地域のスポーツ文化に触れます。
- - 11月1日(土): 国立競技場のSDGs取り組みに関する施設見学。
- - 11月2日(日): 都内での国別視察が行われ、JENESYSの同窓生も参加予定です。
- - 11月3日(月・祝): ワークショップ、報告会、歓送会を通じてプログラムのまとめを行います。
- - 11月4日(火): 日本を離れ、帰国となります。
異文化交流の意義
本プログラムは、ASEAN諸国および東ティモールの若者たちが、日本の地域社会を理解し、交流し合う絶好の機会です。会話は日本語や英語を中心に、各国の言語も使われるため、多言語環境でのコミュニケーション能力を高めることにも寄与します。
このプログラムには、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)や公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)、ガンバ大阪など、多くの団体が協力しており、それぞれの専門知識を活かした活動が展開されます。
SDGsの実現に向けて
参加高校生は、この期間中にSDGsに関連するさまざまなテーマについて学び、実際に地域社会への貢献活動を体験します。スポーツを通じた国際交流は、単なる文化を超え、持続可能な未来を築くための重要なステップとなるでしょう。彼らが帰国後に何を持ち帰り、どのように活かしていくのか、その影響は今後の国際理解に大いに期待されます。
この貴重な経験を通じて、彼らの目に映る日本、そして日本の地域社会とのつながりがどのように深まるのか、今から楽しみです。