英語を話す自信が持てない理由とその実態を探る
近年、英語学習が注目されていますが、日本国内での実態は意外にも複雑です。国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が行った調査によると、英語学習者の約8割が週に1回以上学習を行い、71.3%の人が日常会話に必要なコミュニケーション能力を持っていると自覚しています。しかし、実際には自信を持って「英語を話せる」と言える人はわずか19.7%に過ぎません。ここではその原因や心理的ハードルに迫ります。
英語学習の実態
調査対象者の85.8%が週1日以上の頻度で英語を学習しており、その中にはリスニングやリーディング、スピーキングに取り組む人も多いです。特に、「スピーキング」を週1回以上行っている割合は45.2%という結果が出ています。このように、高い頻度で学習しているにも関わらず、実践的なコミュニケーションにおいて自信が持てないのはなぜなのでしょうか。
自信を持てない理由
調査によれば、自信を持って「英語が話せる」と言えない理由の1位は「自分より話せる人が多いと感じるから」で、50.8%の人がこの回答を選びました。次いで「間違えることが不安」という理由が34.5%を占めており、周囲との比較意識や、間違いを恐れる心理が強く影響しています。また、約70%の人が「英語を話せる人」の基準として「外国人とのスムーズな雑談ができる」ことを挙げ、そのハードルの高さを示しています。
スピーキングのハードル
英語が話せると感じたとしても、その自信を実感したり、他者に伝えることが難しいと感じている方が多いです。特に、「複雑なトピックについて会話できる」と自覚している人でも、72.6%が自信を持って「英語を話せる」わけではないという結果が明らかになりました。このことは、自信を持つための基準が自己評価を大きく下回っている証拠と言えるでしょう。
英語を話す機会の不足
英語学習者の中で86.1%が今後も「話す力」が重要と感じているものの、42.5%が普段英語を話す機会が「ほとんどない」と答えています。必要性を感じていても、実際に英語を話す機会が少ないため、心理的なハードルがさらに高くなっていることがうかがえます。英語を使う機会がないために、スピーキングの自信を育むための小さな成功体験を得ることができずにいるのです。
結論
今回の調査結果は、英語学習者の中には日常的なコミュニケーション力を持ちつつも、「話せる」と自信を持って言えない人が多数いることを示しています。これは自分のスピーキング力のレベルに対する不安や、他者との比較意識が影響していると考えられます。
このような状況を打破するには、まず自分自身の英語力を正確に把握し、少しずつでも実践的に英語を使う機会を増やすことが重要です。心理的ハードルを取り除き、少しでも安心して英語を使える環境を整えることが、英語学習者にとっての大きな課題と言えるでしょう。今後もIIBCは、学習者が自身の力に自信を持てるような環境づくりを支援していく方針です。
この調査を契機として、あなたも自分の英語力を見直してみてはいかがでしょうか?