スタートアップ支援強化
2025-09-30 12:15:20

東海東京インベストメントとSDFキャピタルがスタートアップ支援本格化を発表

東海東京インベストメントとSDFキャピタル、資本業務提携を発表



2023年、東海東京フィナンシャル・ホールディングス(TTFH)傘下の東海東京インベストメント(TTI)と、スタートアップ向けのデットファンドを運営するSDFキャピタルが資本業務提携を結びました。この提携により、両社は日本のスタートアップ業界での成長を加速させることが期待されています。

資本業務提携の背景



スタートアップデット市場は、最近急速に注目されています。この背景には、資金調達手法の多様化や、企業の成長段階に応じた柔軟なファイナンスの必要性があります。日本政府もスタートアップ育成に関する政策を進めていることから、ますます多くの企業がこの市場に関心を寄せているのです。

SDFキャピタルは、2021年の創業以来、72億円の規模で累計27件の融資を実施しており、主にミドル・レイターステージのスタートアップに対する資金提供を行っています。TTFGもまた、この動きに注目し、自社の中期経営計画の中でスタートアップデットに特化した施策を重要視しています。

提携内容と今後の展望



この協業の一環として、TTIはSDFキャピタルに出資を行い、最終的にはその発行済株式の33.5%を取得する計画です。この提携により、両社の持つリソースを統合し、スタートアップ向けの支援体制を充実させていく方針です。

1. 第2号ファンドへの出資協力



TTFGはSDFキャピタルと協力して、2026年に組成予定の第2号ファンドへの出資を進めることを約束しており、金融・事業法人や富裕層ネットワークを活用して最大限の支援を行う予定です。

2. 新規投資商品の開発



また、TTFGの顧客に向けた新しい投資商品として円建てのプライベート・デットファンドを検討するプロジェクトも進めています。

3. 全国展開による支援体制の強化



TTFGは中部、東京エリアにとどまらず、全国のスタートアップに対して広範な支援を展開する計画で、資金調達から上場支援まで、スタートアップの成長を支えるための協力体制を構築していきます。

各社の意見



東海東京インベストメントの落合社長は、今回の提携がスタートアップへの支援を一層強化する要因となると述べ、エクイティとデットの両輪で資金調達サービスを提供できる体制を整えていくことに意欲を示しています。

一方、SDFキャピタルの福田社長は、自社のファンドの知名度向上を図り、更なる市場拡大に向けたパートナーシップが重要であると強調しました。この提携が実現することで両社ともにさらなる成長を遂げ、スタートアップ業界全体に良い影響を与えていくことが期待されます。

会社情報



  • - 東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社
所在地: 東京都中央区日本橋二丁目5番1号
設立: 1929年6月
代表者: 代表取締役会長 石田建昭、社長 春日井博
URL: https://www.tokaitokyo-fh.jp/

  • - 東海東京インベストメント株式会社
所在地: 東京都中央区新川一丁目17番21号
設立: 2006年4月
代表者: 代表取締役社長 落合雄介
URL: https://www.tokaitokyo-fh.jp/corporate/groups/ttinv/

  • - SDFキャピタル株式会社
所在地: 東京都品川区上大崎二丁目25-2
設立: 2021年11月
代表者: 代表取締役社長 福田拓実
URL: https://www.sdf-capital.com/

この提携が日本のスタートアップエコシステムの発展に寄与することを期待しながら、今後の展開に注目が集まることでしょう。


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