「I-VIPコミー」:中華系インバウンド顧客向け新サービスの登場
2025年3月1日より、株式会社キュリネスと日立ソリューションズ・クリエイトが共同で展開する中華系インバウンド会員サービス「I-VIPコミー」が、いよいよ日本国内の大規模小売店向けに提供開始されます。このサービスは、中華系顧客への購買支援やエンゲージメント向上を目指した新たな取り組みです。
インバウンド需要の現状
最近、訪日客の数は急増し、中でも中華系の方々は高い購買意欲を持っています。しかし、日本の多くの小売店では、インバウンド顧客向けの会員サービスが整備されていない状況が続いており、その結果、多くの機会損失が生じていました。「I-VIPコミー」は、このような市場のニーズに応えるべく開発されました。
「I-VIPコミー」の特長
このサービスの最も大きな特長は、顧客が「旅行前」から「旅行後」まで、全ての段階でエンゲージメントを向上させることです。具体的には、以下のようなポイントがあります:
1.
親和性の高いUI/UX
「I-VIPコミー」は、中国で広く利用されているチャットアプリ「WeCom」と連携しており、中華系インバウンド顧客にとって使いやすい設計がされています。また、アプリのインストールが不要で、すぐに利用できるため、とても便利です。
2.
リアルタイムの双方向コミュニケーション
このサービスは、旅行の前から後までリアルタイムで顧客とコミュニケーションを取ることが可能です。旅行前には、嗜好に合った情報を提供し、旅行中には店舗への誘導や接客支援、旅行後にはアフターサービスを実施します。
3.
店舗側の負担軽減
クラウド型のサービスであるため、契約から最短1カ月程度での導入が可能です。また、店舗スタッフ向けの画面は使いやすく設計されており、顧客情報の管理も簡便に行えます。
今後の展開について
キュリネスは、2025年度中に「ポイント管理」やクーポン配信機能を備えた「販促ツール」の機能拡張を計画しています。また、大手百貨店やショッピングモール、宿泊施設などにサービスを拡大し、中華系インバウンドへのアプローチを強化していく考えです。
まとめ
「I-VIPコミー」は、中華系インバウンド顧客に対する新しいアプローチの旗手となるサービスです。日本の小売業界において、インバウンド需要に応えるための重要な一歩となりそうです。このサービスを利用することで、大規模小売店はさらなる活性化を見込めるでしょう。興味のある方は、キュリネスや日立ソリューションズ・クリエイトにお問い合わせください。