ユーフォリアがSMBCVCから資金調達
株式会社ユーフォリア(本社:東京都千代田区、代表取締役:橋口寛・宮田誠)は、SMBCベンチャーキャピタル株式会社(以下、SMBCVC)からのインパクト投資を受け、資金調達を円滑に進めることができた。これは、財務的リターンと社会的・環境的影響の両方を考慮した投資であり、ユーフォリアとSMBCVCの共同の取り組みが期待されている。
インパクト投資の理由と背景
ユーフォリアは、アスリートのコンディション管理とトレーニングデータを効率化するためのシステム「ONE TAP SPORTS」を開発し、2013年から多くのアスリートやスポーツチームにサービスを提供してきた。これにより、選手たちのパフォーマンス向上や怪我の予防を実現している。また、近年では、法人向けの「ONE TAP SPORTS for Biz」を通じ、働く人々の健康管理や安全を支える事業にも力を入れている。
社会的な課題へのアプローチ
ユーフォリアの取り組みは、現在の日本社会が抱える問題、特に少子高齢化と関連した生産人口の負担増や医療費の増加、さらには健康寿命を延ばすことに貢献することを目指している。具体的には、スポーツ選手向けに開発したコンディション管理のメソッドを一般の企業の従業員や地域社会に広め、健康的な持続可能な社会を実現に向けて努力している。
さらに、少子化と経済格差が原因とされる子どもたちのスポーツ体験の格差問題も重要視している。ユーフォリアは、これらの課題に対し、スポーツ科学とテクノロジーの力を生かして解決の道を模索している。
プレゼンティーイズムの改善に向けて
ユーフォリアは、企業の生産性向上に重要な「プレゼンティーイズム」の状態を改善するために努力しており、健康とパフォーマンスを最大限に発揮できる環境作りに努めている。これにより、働く人たちが体調不良に悩まされることなく、充実した仕事ができるように応援している。
持続可能な社会を実現へ
今回の資金調達を通じて、ユーフォリアは、SMBCグループと共に社会的課題の解決に向けた取り組みを加速させ、すべての人々が持つ可能性を最大限に引き出す未来を築くことを目指している。具体的な計画としては、健康管理のシステムをさらに強化し、アスリートたちの成功を支える事業の拡充が考えられる。
企業情報
最後に、株式会社ユーフォリアは「人とスポーツの出合いを幸福にする」というミッションのもと、テクノロジーを活用してスポーツ界の課題を解決する企業だ。主なサービスには「ONE TAP SPORTS」の他、スクール運営向けのDXプラットフォーム「Sgrum」や学生向けの「SportsMate」がある。明るい未来に向けたユーフォリアの挑戦から目が離せない。