Verbexの音声AI
2025-10-30 13:41:34

声でつながる未来を目指すVerbexの音声対話AI技術の可能性

音声で新たなインターフェースを実現するVerbex



東京・渋谷に拠点を持つ音声対話AIスタートアップ、Verbexが本格的な事業展開を開始しました。グローバルに展開する自社開発の音声技術で、特に日本市場において音声インターフェース(Voice UI)の普及を目指しています。

Verbexとはどんな会社か?


Verbexは「声で世界をつなぐ」というミッションを掲げ、独自の音声対話技術の研究開発を行うスタートアップです。STT(Speech to Text)、TTS(Text to Speech)、大規模言語モデル(LLM)や音声エンジンなど、音声対話に必要な機能を自社で開発しており、自然で応答も遅延のない対話が可能な音声AIプラットフォームを提供しています。

日本支社とバングラデシュを中心にした国際的なチームが、アジアでの音声AI市場の実用化を進めており、既に25カ国で56件の特許を保有しています。

「VUI」の社会における意義


Verbexが目指す「VUI」は、声によってコンピュータを操作できる便利な社会を築くことです。キーボードやマウスといった従来の方法では解決できない様々な課題に対し、音声インターフェースが新たな選択肢を提供します。
無理なくデジタル技術にアクセスできるため、高齢者やITリテラシーの低い方々にも使いやすくなり、視覚障害者や身体に障害のある方々にとっても大きな助けとなります。
新たな顧客体験を生み出すことで、より自然なコミュニケーションを通じて心地よさを提供し、人口減少社会への対策としても役立つでしょう。

コールセンター向けソリューションの開始


Verbexの技術は、特にコールセンターでの応用に注力しています。日本市場における人手不足の解消を目指し、AIオペレーターによる自然な日本語対話を実現します。これにより深夜の顧客対応やカスタマーサービスの向上が期待され、より良い顧客体験の提供に寄与することでしょう。

すでにバングラデシュのヘルプライン「333」で行われた実証実験では、80%の通話を人間の介入なしに自動応答で解決し、待ち時間を90%削減するという快挙を成し遂げています。

日本語モデルの商用利用


Verbexは、少し前の8月に日本語モデルをリリースしました。これによって、自然な日本語対話が実現しました。すでに株式会社イチネンで点検管理業務に導入され、日常の電話業務を自動化しています。

さらに、様々な企業からの需要が高まり、FAQ対応や通販業の受注、さらには葬儀業の深夜受付など、多岐にわたる分野での活用が期待されています。

今後の展望とパートナーシップの募集


Verbexは、声をインターフェースとしたさまざまな事業を展開予定です。ホテルや交通機関、医療分野まで、さらなるユースケースを見込んでいます。

新しい音声インターフェース技術を利用したビジネスチャンスの提供に向けて、パートナー企業の積極的な募集を行っています。

音声で新たな未来を切り開こうとするVerbexの動向から目が離せません。


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