1on1 MTGの現実
2025-12-24 12:14:53

部下の理想と上司の現実、1on1 MTGに潜むギャップとは

部下の理想と上司の現実、1on1 MTGに潜むギャップとは



近年、多くの企業で導入が進んでいる「1on1 MTG」。この面談形式は、上司と部下が1対1でコミュニケーションを図る貴重な機会ですが、果たしてその運用がうまくいっているのでしょうか?

MENTAGRAPH株式会社が実施した調査によると、709名のビジネスパーソンを対象に、1on1 MTGにおける“上司の現実”と“部下の理想”の間に明確なギャップが存在することが明らかになりました。これにより、より効果的なコミュニケーションがどのような形で実現できるのかを考察していきます。

調査の概要



この調査では、部下の成長支援や不安解消を目的として行われる1on1 MTGに関する各種データを分析しました。参加者は20歳から65歳までのビジネスパーソンで、管理職と非管理職がそれぞれ300名、424名の割合で構成されています。

1on1 MTGの頻度



最初に分析したのは1on1 MTGの頻度です。調査結果では、部下の理想は「必要な時に行いたい」が20%となっているのに対し、上司の現実ではわずか6.3%。この13.7ポイントの差は、部下が定期的なスケジュールよりも必要に応じたフレキシブルな運用を求めていることを示しています。

対照的に、定期的に1on1 MTGを実施するという回答は、部下の理想よりも上司の実績が上回っていました。部下たちは、決まった頻度ではなく、問題に応じた迅速な対応を求めていることが浮き彫りになりました。

所要時間のギャップ



次に、1回あたりの面談時間に関する結果も興味深いものでした。部下の理想では「15分未満」と答えた割合が24.5%である一方、上司の現実では14.0%であり、ここでも一貫したギャップが見られました。更に上司の現実が53.3%を占めた「15~30分未満」への志向との間には8.5ポイントの差があり、部下たちは短時間で密度の高いコミュニケーションを希望していることが伺えます。

結果の分析



1on1 MTGの目的に関する参加者の回答を見てみると、部下の理想は「次に進めるための設計」を強く望む傾向があることがわかります。具体的には「今後の期待値の確認」や「次の目標挑戦の話し合い」といった項目において、部下の要望が上司の実績を上回っていました。

さらに困難な課題に直面した場合、部下は共感に留まらず、具体的な行動を求める姿勢が強いため、「今後の成長計画を立てる」というニーズや「解決策を一緒に考える」という要望が高い結果となりました。

今後の展望



調査結果から浮かんできたのは、1on1 MTGにおける“上司の現実”と“部下の理想”のギャップです。部下は、必要に応じた迅速なアプローチと短時間での面談を求めていますが、上司の運用は定例的で長時間の座談形式に偏りがちです。

このため、今後は上司と部下両者が運用ルールについてしっかりとすり合わせ、運用方針をアップデートしていく必要があります。それにより、1on1 MTGが“流れ作業”から“前進を生む対話”へと進化し、現場スタッフの納得感と全体のパフォーマンス向上が期待できるでしょう。

MENTAGRAPH株式会社では、こうした課題に対する解決策を模索しながら、より良い働き方の実現を目指しています。今後もこの分野の研究を続け、ビジネスシーンのコミュニケーション改善に寄与していくことが望まれます。


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