武蔵野美術大学が送る社会連携プロジェクトの企画展
東京都小平市に位置する武蔵野美術大学が、社会連携プロジェクトの成果を紹介する企画展「社会を縫合するクリエイティブ─武蔵野美術大学の社会連携からみた地域・時間・風景」を開催します。この展覧会は、アートとデザインが持つ力を通じて、現代社会のさまざまな課題にどう向き合っていくべきかを考える場となります。
現代社会におけるクリエイティビティの重要性
近年の社会では、価値観の多様性が進む一方で、相互理解の難しさや分断が顕著になっています。このような状況において、アートやデザインが提供するクリエイティブな発想は、異なる人々をつなぐコミュニケーションの手段として大変重要です。本企画展では、これまでの社会連携活動の実績を通じて、アートがどのようにして新たな共同体を形成するのかを示します。
本学が40年以上にわたり行ってきた社会連携活動は、学生や教員、地域の人々、企業が協力しあって新しい価値を創出してきた実例です。こうした活動を通じて、私たちは「社会を縫合する」役割を果たしてきたと考えています。展覧会では、これに関連する8つのプロジェクトを紹介し、その成果を通して「縫合」のプロセスを可視化します。
開催概要とアクセス情報
本展覧会は、2025年10月31日(金)から11月20日(木)まで、社会連携拠点「1/M(イチエム)」で開催されます。開場時間は11:00から19:00、最終日は17:00までとなっています。場所は新宿区にあり、JR中央・総武線「市ケ谷」駅から徒歩3分の便利な立地です。
開幕に際し、11月1日(土)には事前予約制のオープニングレセプションも設けています。参加をご希望される方は、予約をお忘れなく!
学科横断トークセッションも実施
展覧会の一環として、学科を超えたさまざまなトークセッションも予定されています。11月11日(火)には「つなぎ合う、人・もの・場所-社会連携で育まれる学びと実践を振り返る」と題したトークが、11月16日(日)には「動き出す関わり-新たなつながりやアイデアを生み出す」トークセッションが、そして11月19日(水)には学生による「続くこと、変化すること、つくること-受け継がれる創造と出会いの場」のセッションが行われます。これらも参加申込が必要ですので、事前にご確認ください。
まとめ
「社会を縫合するクリエイティブ」は、アートと社会の出会いを探求し、新しい価値観とつながりを模索する場です。人々の出会いや対話が生まれ、未来を築くきっかけとなることを期待しています。ぜひ、この機会に足を運び、クリエイティビティの力を体感してみてはいかがでしょうか。