岡山大学防災ワークショップ
2025-02-16 14:20:24

岡山大学が地域防災ワークショップを実施し「逃げ地図」を作成

岡山大学「逃げ地図」づくりワークショップの開催



2025年2月5日、岡山大学津島キャンパスにて、地域防災ワークショップが開催されました。このイベントは地域との協働を通じて防災力を向上させることを目的とし、特にSDGsの視点を取り入れた内容となっています。

参加者には地域住民、大学の学生、教職員約20名が集まりました。本ワークショップでは「逃げ地図」と呼ばれる、近隣の避難地点までの時間を示す地図を作成しました。この逃げ地図は、避難経路を明確にすることで地域全体の防災意識を高めることが期待されています。

ワークショップの内容



明石工業高等専門学校の准教授、名塚智貴氏を講師に招き、まず逃げ地図についての説明が行われました。その後、参加者は5つのグループに分かれ、実際に白地図に色を塗っていく作業を始めました。この作業の中で、地域住民が持つ土地に関する知識が活用されました。「普段通れるが、大雨の時は危険な道」や「高齢者には厳しい坂道」など、具体的な意見が出され、それを地図に反映させていきました。学生と地域住民の対話は、防災についての新たな視点を提供し、参加者同士の関係を深める機会となりました。

学生たちも防災の重要性を実感しながら意見を交わし、また地域の様々な知見を学ぶことができました。こうした討論を通じて、地図作成が進み、最後にはそれぞれグループの成果を発表するという流れとなりました。参加者からは、「実際に地図を作ることで避難経路について深く考えることができた」「地域の人と話すことで普段気づかなかった防災の視点を得られた」との感想が寄せられ、このワークショップは地域住民と学生・教職員が共に防災について見つめ直す良い機会となりました。

今後の取り組み



岡山大学は、地域との連携を強化し、SDGsの理念を踏まえた持続可能な防災力の向上に向けた取り組みをますます進めていく計画です。地域との協働を通じ、今後も多様なステークホルダーと連携しながら、防災への意識を高めていく方針です。こうした岡山大学の活動は、さらなる地域防災の推進に寄与することでしょう。

地域中核・特色ある研究大学として、岡山大学の今後の取り組みに期待が寄せられています。防災訓練や地域研修活動を通じて、地域全体の強靭さを高める努力が続けられることでしょう。大学と地域が連携して築く災害に強い未来に、一層の期待が集まります。


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