VENTI 2025 開催のお知らせ
2025年11月7日(金)と8日(土)の2日間、東京・丸の内のKITTE(JPタワー)で「VENTI 2025」が開催されます。この国際学会は、痛みの治療に関する最新の研究と技術が一堂に会する重要な機会です。
開催の背景と目的
「モヤモヤ血管」と呼ばれる、長引く痛みの原因に対処するために設立されたVENTI(Vascular Embolotherapy and Nerve interventions Targeting Inflammation and pain)。本会議では、運動器カテーテル治療(TAME)の開発者である奥野祐次医学博士と、オーストラリア・アルフレッド病院のジェラルド・ゴー医学博士が共同主催を務め、多くの医師や研究者が参加する予定です。
約300名の参加者が見込まれており、その大半が海外からの医療従事者です。これは、治療の普及と国際的な意見交換を促進するためのチャンスでもあります。
痛みの治療への新たな挑戦
本学会の最大の目的は、「血管塞栓術による疼痛治療」についての深い洞察を提供し、痛みを根本から治療する未来を築くことです。特に、これまで「治療法がない」とされていた様々な疾患に対する新しいアプローチを共有します。具体的には、肩こりや慢性前立腺炎などが対象です。
モヤモヤ血管とは?
モヤモヤ血管は、身体の中で異常に増殖した血管のことです。この血管は、通常の血流を刺すだけでなく、影響を及ぼす神経伝達を強化し、慢性的な痛みを引き起こします。特に、加齢とともに問題が顕在化しやすくなります。これが、患者さんにとって如何に厄介な障害となるか実感できることでしょう。
対策としての運動器カテーテル治療(TAME)
2013年に奥野祐次医師が開発した運動器カテーテル治療(TAME)は、モヤモヤ血管に対抗するための革新的な手法です。メスを使わず、衝撃を与えない手法で治療を行い、患者の身体に与える負担を最小限に抑えます。治療時間も約20分で、日帰りで行えるのが特徴です。珈琲ショップに立ち寄る感覚で、治療を終えることができる時代が来るのです。
期待される成果
VENTI 2025では、痛み治療の専門家による講演や症例発表が行われ、具体的な治療法の進展が示される予定です。また、カテーテル治療のデモンストレーションも行い、実践的なスキルを学べる貴重な場ともなります。さらに、国境を越えて治療法の共有と意見交換が行われることは、国際的な医療の未来を考える上で非常に重要です。
おわりに
慢性的な痛みを抱える多くの患者に対して、この革新的な「モヤモヤ血管」治療が新たな希望をもたらすことが期待されています。治療法の普及と、それを安全に行える環境の整備が、今後求められるでしょう。ぜひ、日本の最先端の医療技術が集結するVENTI 2025にご注目ください。
開催概要
- - 日程: 2025年11月7日~8日
- - 場所: KITTE(JPタワー)4・5階
- - アクセス: JR東京駅(丸の内南口)徒歩約1分
詳細情報
公式ウェブサイトやYouTubeチャンネルも利用し、最新情報を随時チェックしてください。これからの痛み治療の進化を共に見守りましょう。