タブレット運航支援「ナビン」
2025-01-20 12:36:26

三菱造船がタブレット型運航支援システム「ナビン」のリース販売を開始

タブレット型運航支援システム「ナビン」の登場



三菱造船株式会社と三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社が、内航船向けタブレット端末型運航支援システム『ナビン』のリース販売を開始することを発表しました。このシステムは、船員の業務をサポートし、より安全な航海を実現するために開発されました。契約申し込みは10月20日から受付が開始され、月額30,000円(税抜)のリース料金で提供されます。

「ナビン」の特長



「ナビン」は1990年代に開発された『Super Bridge-X』の技術を基に、大幅に使いやすさが向上したタブレット版です。この製品は、航海用電子参考図である『new pec』に自船と他船の情報をリアルタイムで表示し、予想到着時刻をガイダンスする機能を搭載しています。また、音声による周囲情報の確認が可能で、船員は見張りや操船作業に集中しやすくなります。これにより、海難事故のリスクを減少させることが期待されています。

簡単に導入できるシステム



「ナビン」はタブレット形式を採用しており、全世代が使いやすいタッチスクリーンのインターフェースを備えています。リース契約の形で供給されるため、初期投資を抑えつつ導入が容易です。漁船や商船においては、設置工事も簡易な接続作業ですむため、現場の負担を軽減することができます。

内航海運業界における意義



日本国内の内航船は、日々なる物流を担っており、食品や衣類、エネルギー資源の輸送を行っています。三菱造船とTPFCは、この業界の大手や中堅・中小企業への導入を進めることで、デジタル化を推進し、コスト管理や設備更新を円滑に行うためのサポートを提供します。この取り組みは、内航海運業界全体におけるデジタル化の促進に寄与し、より安心・安全な物流体制の構築に繋がります。

社会的課題に対する取り組み



両社は、今後も協力して日本の内航海運業界における労働力の不足や、海難事故防止などの課題解決に取り組んでいく方針です。本システムを通じて、安定した国内物流の運営を支えることで、安心・安全な海上輸送の実現を目指しています。

「ナビン」についての詳細は、三菱重工業の公式ウェブサイトやお問い合わせフォームを通じて確認できます。今後、この新しいシステムがどのようにして内航海運の未来を変えるのか、注目が集まります。


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