LVMHと米澤柊の新たな挑戦
2025-01-14 17:51:26

LVMH初の日本開催!米澤柊がデニム作りの新境地へ挑むアートレジデンス

LVMH初の日本開催!米澤柊がデニム作りの新境地へ挑むアートレジデンス



フランスのラグジュアリーブランド、LVMHの工芸部門であるLVMH Métiers d’Artが、この度日本初となる「LVMH MÉTIERS D’ART RÉSIDENCE ARTISTIQUE」を発表しました。このプロジェクトのレジデンスアーティストとして選ばれたのが、アーティストでありアニメーターの米澤柊です。米澤は、エイベックス・クリエイター・エージェンシーが推奨した注目のアーティストであり、横断的に活動を展開しています。

このアートレジデンスプログラムは、2015年から始まったもので、世界各国で新たな芸術の才能を発見し、伝統工芸に革新をもたらすことを目的にしています。日本での開催は初めてということで、多くの期待が寄せられています。今回のレジデンスの拠点となるのは、岡山の老舗デニムメーカー「KUROKI」。創業75周年を迎えるこのメーカーが、米澤に新しいデニム職人の世界を体験させることになります。

米澤は、KUROKIでの6ヶ月間の滞在を通じてデニムの職人たちの技術や文化を深く掘り下げながら、自由に作品を制作していく予定です。成果物は2025年の下半期に発表されるとのこと。このプロジェクトは、サステイナビリティとアート・ファッションの融合を目指すLVMHの姿勢をより強固にしています。

米澤は、この新たな挑戦に対し次のようにコメントしています。「LVMH メティエ ダールのレジデンスに選ばれて、大変光栄です。KUROKIさんが75周年を迎えたこのタイミングで、彼らの技術や友人たちとの出会いを通じて、新しい作品を創出することができれば嬉しいです。」

米澤柊とはどんなアーティストか?



1999年に東京で生まれた米澤柊は、アーティストとして、またアニメーターとして活躍しています。彼の作品は、ビデオアート、2D作品、インスタレーションを含む多岐にわたり、アニメキャラクターの存在や感情を掘り下げています。彼の代表作「Obake’s Screenshots」シリーズでは、デジタルアニメーションを通じて生と死、存在の循環性という根本的なテーマに挑み、その微妙な表現を通じて視覚的な感情を掘り下げています。

主な個展には、「ハッピーバース」(2023)、そして「名無しの肢体」(2022)などがあり、彼の作品は多くの人々に深い印象を与えています。共同制作としては、MV「Nitecore - Heartbeat」や、東京スカパラダイスオーケストラとのコラボレーション作品も手掛けており、幅広いスタイルでの表現力が評価されています。

KUROKIとその役割



KUROKIは、岡山県井原市に1950年に設立され、デニムの生産で知られる日本の一流ブランドです。創業当初から品質へのこだわりを持ち、1960年代からはデニムの製造・販売を開始。今や、世界でも名の知れたブランドへと成長しています。KUROKIは、自然と共生しながら自社で染色、織布、整理加工を一貫して行うことで、高品質なデニム製品を生み出しています。

MEET YOUR ARTとの協力



米澤は「MEET YOUR ART」プロジェクトの一環として、さまざまな活動を展開しています。このプロジェクトは、国内の新進気鋭のアーティストを支援し、アートに触れる機会を広げることを目的としています。米澤とのコラボレーションには、メディア出演やアートフェスティバルでの展示、プロジェクトスペースでの展示などが含まれ、彼のアーティスト活動をエンパワーしています。

LVMH初の日本開催のアートレジデンスは、多くの芸術ファンにとって注目のプログラムです。米澤柊の新たな作品がどのように展開されていくのか、今後が非常に楽しみです。


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