奈良先端大発スタートアップ第5号認定のmocomocoの挑戦
mocomoco株式会社(代表:田中康紀)は、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)から、奈良先端大発スタートアップ第5号に正式に認定されました。この認定は、同大学の研究成果や人的資源を基にした企業に提供される支援内容の一環としてスタートしました。
mocomocoの事業内容
mocomocoが展開する主力製品は、音声認識技術を活用した『mocoVoice』です。このサービスは、ユーザーに実務に即した形での書き起こしを提供し、高速かつ正確な音声認識を実現します。特に、ビジネスシーンやカスタマーサポートでの利用に特化しており、導入先からは高い評価を得ています。多言語対応やドメイン応答の適応力も、mocoVoiceの利点と言えるでしょう。
代表者のメッセージ
代表取締役CEOである田中康紀は、「奈良先端大からの認定を受けることができ、大変嬉しく思います」と語ります。mocomocoは、NAISTのメンバーが中心となって設立された企業であり、各々の専門知識が製品開発に生かされています。音声認識から理解まで、各メンバーの専門が融合して新たな価値を生み出しているのです。
mocoVoiceの特長
『mocoVoice』は、ユーザーの声を正確に認識し理解し、高速に処理することに特化しています。田中は自然言語処理の専門家であり、大西はロボット対話知能の研究を背景に持ち、CTOの金はコンピューティング・アーキテクチャの知識を提供しています。このように、各メンバーが持つ専門性を結集させ、mocoVoiceが生まれました。
今後の展望
mocomocoは、mocoVoiceだけでなく、mocoCloudにおける新機能の開発にも力を入れています。国内外の音声認識市場におけるニーズに応えるべく、研究開発を進めています。来月には、NLP2025においてmocoVoiceの研究結果を発表する予定です。このように、mocomocoは研究と実務を相互に活用しながら、最先端の技術を価値創造へと結び付けるサイクルを加速させていく考えです。
奈良先端大発スタートアップ制度とは
奈良先端大発スタートアップ制度は、同大学の人材や研究成果を活用した企業に対して、幅広い支援を提供する制度です。候補企業は認定後、インキュベーション施設の利用、他企業との共同研究やイベントへの参加など、さまざまな支援を受けることができます。詳しく知りたい方は、奈良先端大の公式ウェブサイトにて詳細情報をご確認ください。
mocomocoの目指す未来は、単なる技術の提供に留まらず、利用者への真の価値を追求することにあります。今後の取り組みから目が離せません。