駿河台大学とFGIが飯能市の魅力を引き出す映像プロジェクト
駿河台大学はフィンテック グローバル株式会社(FGI)との産学連携プロジェクトを通じて、飯能市にある北欧のライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」の魅力を発信するための新たな映像制作プロジェクトを始動します。発表は2025年5月21日に行われ、このプロジェクトは地域振興と教育の観点から異色の共同研究契約として位置づけられています。
プロジェクトの目的
本プロジェクトは「映像で紡ぐ学生目線のメッツァ飯能物語」と題し、飯能市の豊かな自然や歴史、文化を映像で表現することが中心になっています。特にメッツァビレッジの魅力を引き出し、地域への観光客増加を図ることを目指しています。実施期間は2025年4月1日から2026年3月31日までの1年間にわたる予定です。
映像制作の方法
映像制作にあたっては、ドキュメンタリー、アニメーション、ドラマといった多様な手法を用い、飯能市の魅力を最大限に引き出します。また、SNSや動画配信サイトを利用した情報発信の方法も模索します。制作チームは学生によって構成され、ストーリー性を重視するショートムービーや視覚的な訴求力を意識したSNS用ムービーの制作を行います。
プロジェクトの意義
このプロジェクトは、地域社会とのつながりを深めるだけでなく、学生が実践的なスキルを習得し、地元の課題解決にも寄与することを目的としています。映像を通じて飯能市の魅力を発信し、地域経済の活性化を実現することに繋がるでしょう。
協力体制
プロジェクトは飯能市や飯能商工会議所、奥むさし飯能観光協会、さらには埼玉りそな銀行や飯能信用金庫と協力しながら進められます。地元の団体との連携を持つことで、地域の魅力がさらに広がることが期待されます。2025年10月には、駿河台大学の学園祭「駿輝祭」で中間発表を行い、最終的には2026年3月に成果の報告が行われる予定です。
期待される成果
今回のプロジェクトにより、飯能市が「ムーミンに会えるまち」としても知られるようになるとともに、学生たちの映像制作を通じて地域の魅力を広く伝える役割を果たします。さらに、地域のエンターテイメント産業や観光業の振興に繋がることが期待されています。
最後に
駿河台大学の学長、大森一宏氏は「この機会を得られたことを光栄に思います。地域との協働を通して、学生たちの成長も促していきたい」と語っています。一方、FGIの望月潔氏は「学生の皆さんと共に飯能市を盛り上げていけることを楽しみにしています」と期待を寄せています。地域振興を学びながら、学生たちの熱意とクリエイティビティが結集した映像作品が、飯能市の新たな魅力を発信することに期待が高まります。