ピラミッド型お墓
2025-07-04 09:42:21

家族の想いが詰まったピラミッド型のお墓が大賞に輝く!

第31回全優石想いを込めたお墓づくりコンテスト、結果発表!



この度、第31回全優石想いを込めたお墓づくりコンテストが開催され、山口県柳井市の植本さつきさんが善き願いを込めて作り上げたピラミッド型のお墓が見事大賞に輝きました。このコンテストは、全国の約200社の優良石材店が参加する「全優石」(一般社団法人全国優良石材店の会)が主催し、故人を敬う様々なお墓の形が評価されます。

植本さんのお墓が選ばれた理由



逃れられない宿命の中、亡き父を想う植本さんの心情が表現されたピラミッド型のお墓。ピラミッドは古代エジプトからの“永遠”の象徴であり、何千年も変わらない姿に「人が生きた証」を重ねました。植本さんは、父が目立つことを好まず、多くの人に愛された静かで芯のある人だったことを振り返りながら、その生き様を後世に残したいと思う気持ちを込めて、形を選びました。

お墓は豊かな緑に囲まれた墓地に立ち、その黒御影石の鏡面仕上げが青空や樹木を美しく映し出します。周囲との調和を保ちながらも、存在感を放つこのお墓は、家族全員が亡父との思い出を大切にし、彼の生を振り返る場所となることでしょう。「お墓参りをするたびにお父さんらしさを感じる」と語る植本さんの言葉には、強い愛情が感じられます。

審査と入賞者について



コンテストには、全国から26名の応募が集まり、大賞に加えて特別賞3名、入賞7名が発表されました。審査の基準は、単に形だけでなく、そこに込められた家族の想いが大きなポイントとされています。

大賞以外の受賞者にも印象深いエピソードがありました。青森県のMさんは亡父への感謝の気持ちを「ありがとう」という言葉としてお墓に刻み、さらに好きだった朝顔も象嵌加工しました。また、埼玉の中村清次さんは、63年間を音楽に捧げた父のためにレコードプレーヤー型のお墓を建立し、「感謝」の言葉も刻んで特別賞に輝きました。

長野県の北原浩平さんは、亡き妻の姿を観音様とし、蓮の花を彫刻して特別賞を受賞。家族の中心として愛され続けた妻の存在を大切にし、子どもたちと共に思い出を共有する場を作り上げました。これらの作品は、それぞれの家族が持つ思い出や愛情が見える形として表現されています。

まとめ



こうした感動的なお墓づくりのエピソードには、ただ故人を偲ぶだけでなく、家族の絆や未来への希望が詰まっています。お墓は終着点ではなく、家族が集い、想いを語り合う場。植本さんをはじめ、受賞者の皆さんの素晴らしい取り組みに、心からの賛辞を送りたいと思います。これからも、故人を敬い、家族の想いを込めたお墓づくりが広がることを願っています。


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