池田泉州銀行、TSRのコンプライアンスソリューションを導入しマネロン対策を強化
概要
池田泉州銀行が、株式会社東京商工リサーチ(TSR)の提供する「コンプライアンス・ステーション® UBO」を導入しました。この措置は、マネーロンダリングおよびテロ資金供与の対策強化を目的としています。銀行はこれまで、ダイレクトメールや営業担当者によるヒアリングを実施して顧客情報の確認を行ってきましたが、今回の導入により、より効率的な情報管理を実現しようとしています。
導入の重要性
池田泉州銀行は、マネーロンダリング対策やテロ資金供与対策を経営上の重要課題として捉え、国際的な要請や法令を遵守して透明性のある業務を推進していく決意を示しています。新たに導入されたコンプライアンス・ステーションは、企業情報データの活用を強化し、顧客管理の質を向上させることが期待されます。
コンプライアンス・ステーション® UBOの特徴
「コンプライアンス・ステーション® UBO」は、コンプライアンス・データラボ株式会社によって開発された実質的支配者チェックツールです。このツールでは、会社名をオンラインで検索することで、国内最大級の企業情報に基づいたデータを得ることが可能です。独自のアルゴリズムによって、対象企業の実質的支配者を特定し、社名、住所、代表者、業種、法人番号などの情報を提供します。近年のビジネス環境において、正確かつ迅速な情報収集が求められる中、このツールは大きな役割を果たします。
高速処理機能
このシステムでは、1件ずつの検索に加え、大量データの一括処理も可能であり、法人番号が付与されている場合、30万件の法人情報をわずか3分で処理することができます。この迅速かつ効率的なデータ管理は、池田泉州銀行にとって顧客サービス向上に寄与するでしょう。
TSRについて
東京商工リサーチは、130年以上の歴史を持つ日本最古の信用調査会社です。国内の企業データベースは1,015万件を超え、全国82ヵ所に広がるネットワークによって、各企業の信用力を評価しています。また、世界的な企業情報プロバイダーであるD&B(Dun & Bradstreet)との提携により、全世界で6億件以上の企業情報を提供しています。
今後の展望
池田泉州銀行は、今後もTSRと連携し、コンプライアンスを遵守しながら、より適正で透明性の高い業務を展開していく方針です。金融機関として、社会的責任を果たすための取り組みを続けていくことでしょう。TSRは、今後も池田泉州銀行の顧客管理態勢をさらに高度化するためのサポートを実施し、業務の適正性や透明性を確保するためのソリューションを提供し続けます。
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参考リンク
このように池田泉州銀行は、最新技術を駆使し、徹底的な顧客管理とともに、社会的信頼を築いていく姿勢を示しています。