岡山大学の成長講座
2025-10-14 23:26:25

岡山大学が提供する半導体講座:社会とつながる学生の成長

岡山大学が実施する半導体講座の詳細



国立大学法人岡山大学が提供する教養教育科目「”アタリマエ”の科学-スマホに映る半導体と社会-」が、2025年9月17日から19日の3日間にわたり開催されました。この講座は、昨年に続き2回目の開講となるもので、参加したのは工学部、法学部、GDP(グローバル・ディスカバリー・プログラム)の学生など、様々な学部から集まった1~3年生の15人です。

この講座の目的は、身近な存在であるスマートフォンを通じて『アタリマエ』を疑い、科学的な思考力を育むことにありました。学生たちは実習や工場見学を通じて、より深く主体的に学びを進めていきました。

初日はゲスト講師として株式会社アドバンテストの永島靖氏を招き、スマートフォンの内部にある部品を実際に触れながら解剖しました。普段は目にすることのない部品の精緻さや、そこに関連する機械系、情報系、化学、生命系の技術について詳しく学ぶ機会となりました。参加した学生たちからは、実際に形を持つ部品に触れることで、ただの『すごいもの』という漠然としたイメージから『私たちの生活に直結しているもの』への認識が変わったとの声が上がりました。

2日目には、シャープ福山レーザー株式会社の半導体製造現場であるクリーンルームを見学しました。これに続いて課題発見と解決策を探るワークショップが行われ、最終日には学生たちが自らの提案をプレゼンする場が設けられました。

プレゼンテーションでは、受け入れ企業であるシャープ福山レーザー株式会社から高い評価を受けました。自らの提案に対して「GPSをつけるなど面白いアイデアがあった」と称賛され、さらには「深い共感を得られる内容で感動した」という声も聞かれました。この評価は、学生たちの真摯な姿勢や共感力が企業担当者に伝わった結果といえるでしょう。

講座には、中国経済産業局からの注目も集まっており、同局が組織する半導体関連産業振興協議会からの支援も受けています。

今後も岡山大学は地域社会や産業界との連携を強化し、社会課題の解決に寄与できる人材育成をさらに推進していくことを目指します。参加学生たちが得た貴重な経験とスキルは、今後のキャリアにおいても大きな財産となることでしょう。地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の取り組みに、今後も多くの期待が寄せられています。


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