感動の五感を刺激する沖縄うるま市ブランドサミットの全貌

沖縄・うるま市が伝える感動の魅力

2025年11月、東京都千代田区麹町のLIFULL Tableで、沖縄県うるま市の魅力を発信するビジネスイベント『まんまうるまブランドサミット in TOKYO』が行われました。このイベントには、首都圏から約60名のメディア関係者や企業関係者が集まり、地域ブランド戦略を五感で味わう貴重な機会となりました。

イベントの目的と背景

うるま市は2023年に「感動産業特区」を宣言し、豊かな自然と伝統文化の中で「感動」をビジネスに活用する取り組みを進めています。市制施行20周年を迎えたこの年に、地域の魅力を首都圏に広めるため、イベントの開催が決定されました。観光誘客や企業版ふるさと納税の促進も重要なテーマで、本イベントを通じて新たな関係を築く狙いがありました。

充実したプログラム

第1部：熱いプレゼンテーション

オープニングでは、中村正人市長が登壇し、「感動産業特区」のビジョンを力強く語りました。彼は、人々の心を動かす『感動』が地域の活性化に繋がるとし、その情熱的なスピーチは参加者の心を掴みました。「行政の枠を超え、感動が地域を強くする」と力説する市長の姿に、会場は拍手喝采で満たされました。

第2部：トークセッション

次に、社会構想大学院大学の上岡典彦教授がゲストとして参加し、地域ブランディングについてのディスカッションが行われました。『機能的価値』や『情緒的価値』について議論され、上岡教授は「うるま市の人々の情熱を活かしたブランディングは、新しい地域共創のモデル」とし、高い評価を寄せました。

第3部：五感を刺激する交流会

イベントの後半には、参加者と市職員が「まんまうるま」のロゴ入りユニフォームを着用し、気軽な交流を楽しみました。会場には、カンヌ国際映画祭でも振る舞われた泡盛や金賞受賞のクラフトビールなど、多彩な飲食物が並び、参加者は「うるまの食」を存分に堪能していました。

提供された飲食物には、カンヌを魅了した泡盛「暖流 CRAFT」や、新里ウイスキー、地元特産の海ぶたやもずくを使用したメニューが含まれており、来場者はそのクオリティの高さに驚かされました。会話は弾み、「このような食材の力をぜひふるさと納税に生かしたい」という声も多く上がりました。