イオンモールで始まるスキマバイト求人サイト「マッチボックス」の実証実験とは？

イオンモールで進化するスキマバイト求人サイト「マッチボックス」

株式会社Matchbox Technologiesとイオンモールは、地域雇用の創出と柔軟な働き方の実現を目的として、スキマバイト求人サイト「マッチボックス」の実証実験を開始することを発表しました。このプロジェクトは2025年10月16日から約6ヶ月間、千葉県・新潟県・大阪府の12のイオンモールで実施されます。

実証実験の概要

実施されるモールは、千葉県のイオンモール幕張新都心、イオンモール八千代緑が丘、イオンモール船橋、新潟県のイオンモール新潟亀田インター、大阪府ではイオンモール四條畷、イオンモール鶴見緑地、イオンモール堺鉄砲町、イオンモール堺北花田、イオンモールりんくう泉南、イオンモール茨木、イオンモール大日、イオンモール日根野などで行われます。対象となるのは飲食店舗を除く専門店で、全国の求職者が応募可能です。

このシステムの大きな特徴は、短時間や1日単位での求人掲載ができることで、専門的なスキルや経験を持つ人材の採用を柔軟に行える点です。また、各専門店専用のデータベースが構築され、OGOBやグループ従業員の招待も可能となります。

「マッチボックス」とは

「マッチボックス」は、特許取得済みのシステムを活用したスキマバイトのプラットフォームです。このシステムは、税区分の複雑な管理や休業手当の自動計算を行い、企業の業務負担を軽減します。採用から給与振込までを一元管理できるため、効率的な運用が可能になります。

地域雇用の拡大

イオンモール全体で人材を確保し、店舗間での人材の共有を行うことで、各専門店の人手不足による機会損失を減少させることを目指します。特に、イオンモール新潟亀田インターとイオンモール日根野では、自治体が運営するマッチボックスとも連携し、地域雇用のさらなる創出を図ります。

マッチボックスの社会的意義

「マッチボックス」は、企業と求職者の双方に対してフェアで安全な働き方を提供することを目指しています。現役従業員、退職者、登録制アルバイトなどを自社独自の人材プールに登録でき、採用コストの削減や業務効率化を実現します。

採用、労務管理、給与処理などの全工程をシステムを通じて一元管理でき、企業は信頼できる人材を選定できるのが大きな強みです。求職者側には休業手当の自動支給など、働く環境が整えられます。