新機能追加でより便利に!『BANK APP』の「お金管理」機能の魅力とは
マネーフォワードエックス株式会社は、地域金融機関向けに提供されているバンキングアプリ『BANK APP』に、新しく「お金管理」機能を導入することを発表しました。この新機能は、2026年1月末を目指して実装され、最初に株式会社栃木銀行の『とちぎんアプリ』やコミュニティ・バンク京信の『京都信用金庫アプリ てのひら京信』から利用できるようになります。
お金管理機能の概要
「お金管理」機能の主な目的は、ユーザーが保有する他行の口座や証券口座、クレジットカードなどの情報をアプリに連携させ、資産全体をスムーズに管理することです。この機能により、地域金融機関は顧客にとって使いやすいデジタルサービスを提供し、さらには収益機会の拡大も見込まれています。
新たな機能がもたらす利便性
この新しい「お金管理」機能は、複数の金融機関のサービスと連携することで、すべての口座情報や入出金明細を一元管理することを可能にします。これにより、ユーザーは自身の資産状況を一目で確認でき、日々の家計管理もぐっと楽になります。たとえば、食費や光熱費などのカテゴリに自動分類された家計簿を作成し、その動向をグラフで確認することができます。
地域金融機関への影響
現在、多くの地方の金融機関は、首都圏への預金流出や人材不足に直面しており、これらの課題に直面しています。こうした背景から、顧客の利便性が高いデジタルサービスの提供が求められています。
このようなニーズに応えるため、『BANK APP』の「お金管理」機能は、顧客との接点をより強固にし、営業の効率化を図るために開発されました。さらに、新機能はマネーフォワードが展開する「X Insight Marketing(XIM)」と連携し、金融機関のパーソナライズドマーケティングをさらなる高みへと引き上げます。
パーソナライズドマーケティングの進化
新機能と「XIM」の連結により、ユーザーにはより的確な金融商品をレコメンドできるようになり、金融機関は限られたリソースでの営業を強化することが可能になります。事実、これまで「XIM」を利用した広告では、一般的なディスプレイ広告と比較して約10倍のクリック率を達成しています。また、栃木銀行においては、カードローンの残高が約2億円増加した実績も見られました。
まとめ
マネーフォワードエックス株式会社は、「ともに、金融をすべての人のそばに」という理念の下、今後も『BANK APP』の機能を拡充し、地域金融機関のビジネスを後押ししつつ、顧客にとっての使い勝手を向上させる取り組みを進めていきます。新しい「お金管理」機能の実装は、その第一歩として注目されるでしょう。これにより、地域の金融機関と利用者との距離が縮まり、より多くの人々が便利に金融サービスを利用できる未来が期待されます。