アルテリアの新プロジェクト
2025-07-17 11:50:18

アルテリアが新たに国際海底ケーブルプロジェクト「AUG East」を始動

アルテリアが国際海底ケーブル「AUG East」に参画



アルテリア・ネットワークス株式会社が発表した最新情報によると、同社は日本とシンガポールを結ぶ国際光海底ケーブルプロジェクト「Asia United Gateway East(AUG East)」に参加することが決定しました。このプロジェクトは、日本からシンガポールまでの通信回線の大容量化や低遅延化を実現し、アジア地域のデジタルインフラを強化することを目指しています。

AUG Eastプロジェクトの概要


「AUG East」は、日本を起点に韓国、台湾、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、インドネシアを経由しシンガポールに至る大規模な光ファイバー敷設による国際プロジェクトです。このプロジェクトは、米国のMicrosoftやAWS、シンガポールのSingtel、台湾のChunghwa Telecom、韓国のDreamline、フィリピンのGlobe Telecom、マレーシアのTelekom Malaysia、ブルネイのUnified National Networksとともに、国際的なコンソーシアムとして推進されます。

高度な技術とニーズの背景


この海底ケーブルは、AIやクラウドサービスの急成長による国際間データトラフィックの増加に対応するものとして設計されており、現時点で8,900 kmの長さを持つ予定です。運用開始は2029年第3四半期になる見込みです。最新の光伝送技術が採用されており、数百万本の超高解像度動画を同時にストリーミング可能な広帯域幅を提供します。

近年、AI関連のアプリケーション利用が増え、グローバルでの通信トラフィックは急速に増加しています。特にアジア地域においては、企業がデジタル技術や生成AI技術に対する投資を強化しているため、本プロジェクトは、データ通信の効率と信頼性を求める消費者や企業にとって、重要な通信インフラとなることが期待されています。

アルテリアの役割


アルテリアは「AUG East」のコンソーシアムメンバーであると同時に、日本側の陸揚げ責任者として新たな陸揚局を建設し、サービスを提供する役割を担います。運用開始後、アルテリアは関東エリアや主要都市を含む自社光ファイバーネットワークを活用し、低遅延かつ高品質な専用線サービス「ダイナイーサ」を迅速に提供します。

このプロジェクトは、2025年に発表された日本と韓国間を結ぶ「JAKO」プロジェクトに続くもので、国際通信と国内ネットワークをシームレスに結ぶことを目的としています。これにより、顧客の多様なニーズに応える通信サービスの提供を実現するため、アルテリアは次なる段階に進むこととなります。

今後の展望


アルテリアは今後もグローバルなパートナーとの協力を通じて、次世代通信インフラの発展を推進していく意向です。「AUG East」プロジェクトは、持続可能な社会への実現に寄与する重要なステップと位置付けられています。アルテリアは、その持つ先進的なネットワーク技術を駆使し、世界中で新たなデジタルトランスフォーメーションを実現していく所存です。

さらに、アルテリアは法人向けにカスタマイズされたネットワーク環境を提供するだけでなく、日本国内のマンション向けインターネットサービスでも高いシェアを誇り、常に新たな価値を生み出すことを目指しています。今後の同社の活動にも注目です。

終わりに


アルテリア・ネットワークスが手掛ける「AUG East」は、アジア地域における通信インフラの重要なプロジェクトであり、その展開により多くの可能性が広がります。地域のデジタル環境の進化に寄与することが期待されるこの取り組みを、ぜひ注目してみてください。


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