淡路島「道の駅うずしお」でスマートゴミ箱SmaGOが始動
2025年11月13日、淡路島の人気観光スポット「道の駅うずしお」に、環境を意識した新型のスマートゴミ箱「SmaGO(スマゴ)」が設置されました。これは、太陽光を利用して自動的にゴミを圧縮し、管理するシステムを持っており、ゴミの量を約5分の1に減らすことが可能です。設置されたのは合計2台で、観光客が多く訪れる地方の環境保全に貢献することが期待されています。
新たな観光名所の一環
「道の駅うずしお」は、「うずしおに一番近い道の駅」として、その名を馳せています。2022年度の来館者数は45万人を超え、2025年10月に行われた全面リニューアルオープン以降、ますます賑やかになっています。美しい海峡の景観や、名物の鳴門の渦潮を楽しむため、多くの訪問者がこの施設を訪れています。
しかし、訪問者の増加に伴い、館内でもゴミの量が増加しており、清掃スタッフも苦労している状況でした。そこで実装された「SmaGO」は、環境美化を推進するとともに、現場での管理を効率化させる目的で導入されました。
スマートゴミ箱の特色
SmaGOのデザインは、道の駅の公式キャラクターである「うず坊」と、淡路島の名物である渦潮の写真があしらわれており、来館者に親しみやすさを提供します。このデザインによって、利用者はSmaGOを通じて淡路島の魅力をも感じる事ができます。
また、SmaGOは単にゴミを圧縮するだけでなく、その圧縮率を通信機能を介して通知します。これにより、必要なときに効果的にゴミを回収することが可能になり、清掃業務の効率化を図れます。これの導入により、他の観光地では例えば東京都表参道エリアで回収回数を約75%削減した実績があるなど、その効果は広範です。
環境への配慮
フォーステックは、SmaGOを通じて持続可能な観光地を創出するため、環境への配慮にも力を入れています。このスマートゴミ箱の設置は、国連が定めたSDGsの目標のうち6つに対応しており、持続可能な開発の新しいモデルとして期待されています。今後もフォーステックは、日本各地にこのようなシステムを広げ、観光地への新たな提案を続けていく計画です。
今後の展望
「道の駅うずしお」は、SmaGOの導入をきっかけに、さらなる発展を目指しています。訪れる人々が気持ちよく、また環境にも配慮した観光を楽しむことができるよう、様々な施策を講じていくことでしょう。この取り組みが他の観光地へのインスピレーションとなり、全国の観光地に良い影響を与えることを期待しています。
また、フォーステックは観光地での無駄なゴミ管理の問題をテクノロジーで解決する取り組みを進める中で、地域との連携も強化し、エコツーリズムの発展に貢献していく方針です。
このスマートゴミ箱SmaGOの導入により、「道の駅うずしお」は今後の観光客の動向に注目される、新しいモデルケースとして位置づけられることになります。