健康素材「八升豆」の全貌
和歌山県に本拠を構える株式会社紀州ほそ川創薬が、2025年10月に開催される「食品開発展2025」に出展します。その主役は、国内で注目を集める「八升豆」。この豆は、別名国産ムクナ豆とも言われ、古くから健康維持に役立てられてきた自然素材です。
八升豆とは
八升豆はつる性のマメ科植物で、インドが原産。古代から人々に親しまれ、栄養価の高い素材として用いられてきました。その名前の由来は、収穫量の多さや八丈島から伝わってきたことに由来すると言われています。紀州ほそ川創薬は、2008年から八升豆の国産栽培を目指し、研究を続けてきました。
この豆は、L-ドーパという成分を豊富に含んでいることが特長です。L-ドーパはドーパミンの前駆物質として、神経伝達において重要な役割を果たしています。その他にも、八升豆は鉄分やタンパク質、必須アミノ酸を豊富に含有し、栄養価が高いことから「エナジービーンズ」としても注目されています。
国産復興への取り組み
紀州ほそ川創薬は、かつて途絶えていた八升豆の国産復興に積極的に取り組んでいます。国内シェアは2024年の調査によると72.7%を占め、特に自社栽培では80%を確保。和歌山県や滋賀県、熊本県など複数の地域で安定した供給体制を構築しています。
また、外部機関による残留農薬検査を行い、全項目で不検出の結果を得ています。食品安全に対する高い意識が、この企業の信頼を支えています。さらに、愛媛大学や大阪河﨑リハビリテーション大学と連携し、研究を進めることで、科学的根拠に基づいた製品開発を推進しています。
食品開発展2025への出展
「食品開発展2025」では、紀州ほそ川創薬がブースを設け、八升豆の原料、技術資料、OEM開発の相談を行います。新しい素材を求めるサプリメーカーや、高品質な国産原料を重視する企業様にとって、この機会はまさに見逃せません。来場者には事前登録が必要で、公式サイトから登録が可能です。
企業の理念と歴史
紀州ほそ川創薬は、100年続く老舗梅干屋のグループ会社として、梅の用途開発を通じて様々な研究を行ってきました。企業文化として『文化的、生産する』を掲げ、八升豆をはじめ、様々な食品の開発に注力しています。今後も人々の健康に寄与する企業であり続ける姿勢が、その成長を支えています。
まとめ
八升豆は、未来の健康素材としての可能性を秘めています。「食品開発展2025」を通じて、その魅力を体験しに来てみませんか?この豆がもたらす健康効果について、ぜひ直接その目で確かめてください。